「女たちよ!」の「死に至る病」は非モテ談義をしているひとたちに読ませてみたい。再読した。
つまりモテるということが、今や男女関係の物差しになってしまった。これは困ったことだよ。若い時にこういうものの考え方に慣れてしまうことは実に危うい。一生、人を愛することのできない人間ができあがってしまう。そうだねえ、実にそうだ。
しかし結婚してもなお、男の中には「モテたい」という心が残る。そこで失敗を犯すわけだ。そして失敗しなければ、男は気づかない。
しかし言えることは、男子たるもの、恋愛の主体に自分を置けなければいけない。それは独りよがりと言うことではない。そこでいかに相手を思えるか。つまり男の価値なんて言うのはそういうものでしかないように思う。いや、僕にもまだまだできていないが。