さっき「教育」のさわりを聴いて、ひどく醜いアルバムだと感じた。昭和歌謡の断片を折り込んで、そこで何かを表現したかったのだろうか。そういう「手法」に頼ろうとするのが何よりも貧しい。しかもそれを自分のものにしていないので、寒々しい。
椎名林檎1枚目の「茜さす…」や「モルヒネ」を聴きながら、この人のすばらしい才能を思う。それだけに、この後のカバー集やらに憎しみを覚える。結局この人の才能は「企画」ってやつに消費されてしまったんじゃないか、というような。
まあ、3枚しか聴いていないし特段「ファン」というわけでもないけれど、残念な気持ちがしたのです。