2007年11月17日

書きかけ)長調と短調、早わかり

 僕は子供の頃ろくな音楽教育を受けていなくて、それは教師が無能だったからだと考えてるんですが、しかしwebで調べても音楽に関する基礎的な情報というのも小難しく書いてあって訳が分からない。
 というわけで、僕が学生の頃経験則から導き出した「長調と短調がよく分かる方法」を書こうと思ったんですが、未完成。
 この時点で分かりやすいか分かりにくいか、一旦公開して反応を見ようと思ったので、上げてみます。

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の羅列は、ピアノの白鍵と黒鍵を同列に並べた物です。キーボードを持っている方は前に置いて弾きながら読んでいただくと分かりやすいと思います。
一番のポイントは「白鍵と黒鍵を同列に考える」ということです。

長調=普通に「ドレミファソラシド」と聞こえる音階。ミとファ、シとドの間が半音で、後は全音
「白黒、白黒、白白、黒」と覚えよう!

[ハ長調]
C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
            ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド


この「ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド」は、長調では常に一定。
ハ長調というのは「ハ(C)の音=ド」ということ。
「ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド」の間隔をそのままにして左右にずらすと、別の長調になる。
例えばト(G)の音をドにするとどうなるか。

[ト長調]
※F(ハ長調におけるファ)の音にシャープがつく
C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
       ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド


ちなみに「変ホ長調」というのはホ(E、ハ長調におけるミ)のフラットをドにした場合の長調。

[変ホ長調]
※EとAとB(ハ長調におけるミとラとシ)の音にフラットがつく
C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
               ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド


さて、音楽のテストでは楽譜が書いてあって「この曲の調は何でしょう?」という問題があるが、これはちょっと難しい。

例えばCとFとG(ハ長調におけるドとファとソ)の音にシャープが付いている楽譜の場合はどうだろうか。
この場合、まずドとファとソのシャープ(黒鍵)は使い、逆にその三音の白鍵は使わない。
使う鍵盤に○、使わない鍵盤に×をふる。

C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
×○   ×○×○   ×○   ×○×○   ×○   ×○×○   ×


その他の白鍵は使い、黒鍵は使わない。そうやって○×を埋めてゆく。

C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
×○○×○×○×○○×○×○○×○×○×○○×○×○○×○×○×○○×○×


あとはここに当てはまる「ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド」を探すしかないわけです。
「○○」と重なっている所をキーに探すのが手っ取り早い。答えは、

C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
×○○×○×○×○○×○×○○×○×○×○○×○×○○×○×○×○○×○×
         ド_レ_ミファ_ソ_ラ_シド


で「イ」がドになってるので「イ長調」です。そして実はこれは「嬰ヘ短調」でもあります。
で、短調とは何か?となるとこれはちょっと難しい。

・短調=「ドレミファソラシド」の音が外れて聞こえる音階。レとミ、ソとラの間が半音で、後は全音
「レミのソラ」と覚えよう!こじつけ。

[イ短調] ※ピアノの白鍵をA(通常のラ)からひき始めると、イ短調になる。
C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
         ド_レミ_ファ_ソラ_シ_ド


[ハ短調]
C D EF G A BC D EF G A BC D EF G A BC
ハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ ニ ホヘ ト イ ロハ
□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□■□■□□■□■□■□□
            ド_レミ_ファ_ソラ_シ_ド
posted by LSTY | Comment(3) | TrackBack(0) | 音楽 | このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
一番のポイントは「白鍵と黒鍵を同列に考える」ことです。
 きらリと光るこのお言葉、素晴らしい着想です。私もこれについて図表をつかってHPを書いて
おります。完成は明日かな。

周期性譜表http://www.h6.dion.ne.jp/~ha16
Posted by 長谷川清治 at 2008年09月14日 21:15
■長谷川清治さま
 コメントありがとうございます。
 今読むと非常に分かりにくいような気がします。もっとうまく説明できるように思うのですが。
Posted by LSTY at 2008年09月19日 11:49
私の興味を惹く長調・短調ですねえ。実は今{和音図表}の出版準備に追われて毎日が秒読みのパニック状態です。数年間ワープロでの原稿書き。さて
パソコンは、どうイジレバよかったのかなあ?
 とりあえず
{長調・短調は図表で解る}と
「長調・短調は段壁番号整理表で解る」の
二つのタイトルでHPを発表する予定をたてました。数日間お待ちください。
Posted by 長谷川清治 at 2009年10月01日 21:26
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