CDやDVDや本の「おすすめ記事」というのがブログには良くあるわけですが。
僕はとても大事だと思う、というかこれが抜けている「おすすめ記事」には価値がないと思う、ひとつのポイント。
・それを「誰に」すすめるのか?
これは僕自身の経験から言うのですが。僕はよく「お薦めのCDあったら貸してください」とか言われるんですが、その時に必ず聞き返す。
「じゃあ、あなたはどういうのが好みなんですか?」と。
これ聴くと相手は必ず黙るんですよ、不思議なことに。「いや、別に、なんでも」とか言う。それじゃあお薦めもヘチマもないわけです。
相手の嗜好が分からなければ、何を薦めていいか分からないわけでしょう。例えば「このジャンルで、名盤とされているCD」を選ぶことはできる。でもそれが相手にとって「いい音楽」とは限らないわけですよ。
「名盤として評価が安定しているもの」と「僕が好きなもの」とが違う、というのと同じですね。
例えば僕は「ジャコパストリアスの肖像」は全く好きじゃなくて、ラ・ムーの「東京野蛮人」が大好きです。
ブログにおけるおすすめ記事って「オレが薦めるんだから聴け!」って言うのが多くて、相手不在なんですよ。それって意味無いというか、誠意がないように思うのでした。
2007年10月26日
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個人的な音楽とのつきあい方
Excerpt: たとえばJジャズといったときに思い浮かべるのはマイルス・デイビスだとかジョン・コルトレーンだろうか、一般的には。はたまた名盤といったらビル・エバンスの『Waltz for Debby』だろうか。まぁ、..
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Tracked: 2007-11-14 17:01
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>>僕はよく「お薦めのCDあったら貸してください」とか言われるんですが、
形は違いますが、自己紹介を求められているのでは?
そういう一面もあるのでしょうが、人間というのは多面的なので、どういう面から自己紹介したらいいのか、というのもあるわけです。
普通の自己紹介であれば、場の雰囲気や、相手の年齢・性別・見た目とかであるていど「こういう事を話せばいい」というのが分かるのですが、音楽の趣味というのはかなり突っ込まないと分からないですから、こちらとしても困るのです。