2007年09月25日

安易な「プレミアム・マーケティング」はブランドを殺すだけ。

 ミースタードーナツで「リッチ・ドーナツ」とやらを見かけたので食べてみた。なんだよあれ。どこがどうリッチなのか、皆目わからん。昔からある、普通のドーナツじゃねえか。二度と買わんぞ。
 クリスピークリームド−ナツのコピーじゃないかと期待して買ったんだけど、クリーミーさも全くなかった。

 思い出したのがプリングルズのグルメシリーズ。量目を減らし、値段を上げての展開というのはうまいなあ、と思って買って食べてみて驚いた。普通のプリングルズと変わんねーじゃねーか。
 まあ、消費者をだまして一度だけコンビニエンスで売上をドカッと上げようという魂胆なんだろうなあ、とか思ってたら、たしか第2弾まで出してるんじゃなかったっけ?
 あんなの、一回買ったら二度と買わないよ。

 従来の商品に付加価値を付け、少し高い値段で売る、というのは良い方法だと思います。しかし消費者が「少し高い値段」の妥当性を感じなかった場合、結局はブランドロイヤルティーの低下を招く。今まで築いてきたブランド価値を食いつぶすわけだ。そういう愚かしいことをしてはいかん。
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