2007年09月05日

春画の読者は誰だったのか

 浮世絵春画の読者、ユーザは誰だったんだろうか、と考えるとメインは女性だったんじゃないかと思う。おそらくは貸本屋や小間物屋が扱った商品だろうから、接点があるのは女性だろう。
 そういえばホモセクシャルを扱った春画を見たことがないな、と思ったら実は普通に存在している。稚児草子なんていう物があるけれど、僧侶も春画のユーザだったのかも知れない。
 しかしやはりメインは女性なんだろうなあ。そう考えると男色春画というのは江戸期のボーイズ・ラブといったところか。

浮世絵春画と男色
浮世絵春画と男色
この記事へのコメント
浮世絵大好きです。
画全般好きなのですが・・。ゴッホが描いた浮世絵がこれまたなかなか素晴しくて絵葉書たくさん持ってます。
Posted by そら at 2007年09月06日 16:49
貸本屋「虎之穴」とか…案外あったかもしれん。
Posted by Hi-Low-Mix at 2007年09月09日 08:03
■そらさん
 浮世絵というのは芸術じゃなくて工芸ですね。というか多分、工芸と芸術を融合させたのが江戸文化、あるいは日本文化の素晴らしさではないかと。
 西洋では工芸と芸術(表現)が結構分かれているような印象があるのですよ。

■Hi-Low-Mixさん
 貸本屋というのは恐らく無店舗経営なので、屋号があったかは疑問ですが。
 江戸期の性具については興味があって、Amazonに資料を発注しましたがまだ来ません。
Posted by LSTY at 2007年09月10日 11:57
ふーん、なるほど。職人技の究極みたいな感じでしょうか?格好いい、江戸文化。でも春画?よっぽどすごいことになっているのでしょうねぇ・・。女性も気軽にエロティックな、しかも職人芸の版画本を見てたわけですか、江戸期は。素敵ですねぇ江戸女性。
Posted by そら at 2007年09月11日 02:34
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