当然「うわ、この人実名でこんな馬鹿なこと書いてて恥ずかしい」と思うことはあるだろうけど。
2007年08月03日 kameda007 書くと思いますよ。実名で書くから面白いし信憑性がある。でなかったら実名にする必要がない。けれど反論があるということは常に頭に入れておかないとたんぽぽになります。この「実名で書くから面白いし信憑性がある。」には若干異論があって、つまりそれは主に「信憑性」についてなんだけど。
実名は、「本音」を吐露する際には、むしろ障害になるように思う。実名でブログをやることによって、実社会での当人の立場や言動、建前っていうのがweb上にも持ち込まれるわけです。その逆もあります。つまりweb上での言動によって実社会での評価が変わる、という可能性も当然ある。
そこで良い人を演じることなく、本音が書けるかね。嫌いな物を嫌いと言えるかね。本当に良いと思ったことだけを「良い」と書けるかね。本当に正しいと思ったことだけを「正しい」と書けるかね。
それでも本音が書ける人っていうのは、余程経済的に余裕のある人か、人と関わらない仕事をしている人か、経済活動を引退した人なんじゃなかろうか、と思います。(そういう人に面白いブログが書けるのだろうか?疑問、というか興味のあるところです)
そういうわけで僕は、(ブログにかかわらず)実名で言論する人の言う事には「実名フィルター」がかかってると思います。立場上言えないことっていうのがすごく多いと思います。信憑性は薄れると思います。その分、面白さも減るんじゃないかと思います。
どうですか?奥さん!
(少し補足すると、実名でやった場合には「悪質であまりに明らかな嘘をつく」ってのは抑止されて、そういう意味では信憑性が確保できるのかも知れない、けど匿名ブロガーでもそこまで悪質な嘘をついている人というのは、ほぼ皆無なんじゃなかろうか)
「誠意ってなんだね」(菅原文太)
完全な本音が書けないというのは同意というか当然なんですが、自己保身のために作為的に本音を言わないとか間違いを認めないというのは、実名において、の方があるように思います。
リスクを背負えば背負うほど、そうなるだろうと思います。