Amanoja9という人はあまり見ないんだけど、いわゆるアンドロギュヌスもの、というかニューハーフものの、かなりフェティッシュで高品質な漫画を書いてる人。
砂(砂細工)は東大出身のインテリエロマンガ家。同人誌の方が良いんだけど、今手軽に入手できそうなのは唯一の商業出版であるこの作品かと思う。
田亀源五郎はゲイ漫画の大家(らしい)ヘテロ漫画しか読まないそうには全く知られていないと思う。ゲイ漫画って線が雑なもの、画力に乏しいものが多い。その中にあって高品質な漫画を書いている人。
町野変丸はかなりコアな変態性交をポップに描いてしまった人で、それはもう犯罪だと僕は思っている。対してしのざき嶺の描く変態は暗く救いがない。人体改造による人格改造みたいなのをよく描いている。しのざき嶺の漫画は海外では売れないだろうと思う。
秋緒たかみのショタ漫画は「男子性」をよく描いていると思う。ショタというジャンルは一般的ではないので、ヘテロものと掛け持ちをしている作家が多いのだけれど、そのせいで「男子を女子的に描く」人が多いように思う。秋緒たかみは男子を男子として描いている。
中ノ尾恵は最近ショタに進出。ヘテロものでも、スパンキングや性転換、包茎、等々非常にフェティッシュな題材を扱っている。
佐野タカシってけっこうポピュラーでゆるい漫画家だけど「独裁」についてはM願望のある男必携という感じの、良い感じの漫画です。
この12冊を読んだら、少なくとも僕と同程度の変態になれると思います。
・記事タイトルはここから:わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊