2007年04月04日

法律違反もロングテールってことか。

ITmedia News:“泡沫候補”浮上させるYouTube 選管も困惑
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 かつてツービートは「赤信号みんなで渡れば恐くない」というブラックジョークで一世を風靡した。しかし、いくらみんなで渡っていようが、そこにダンプカーが突っ込んでくれば、みんなまとめてお陀仏である。
 また近田春夫は「Hoo! Ei! Ho!」という曲で「法律を破れ!」というメッセージを送った。しかし実際問題、法律(風営法)違反のクラブで踊っていた場合、もしそこに警察が踏み込んでくればとりあえずパーティーは終わってしまう。

 でも、インターネットの世界ではどうだろうか。Winnyの設計者が捕まっても、未だにWinny自体は使われているようだ。違法動画が削除されても、YouTubeがある限り、それを根絶する事はできないだろう。選挙管理法違反?知らんよ、みんなやってんだから俺だけ捕まるこたねーだろう、というような。
 それが果たして良い事か悪い事か、ということは別にして「法律違反」という事の重みは大きく変化してゆくのだろう。国家をぶちこわせ!というメッセージは、あながちナンセンスではないのかもしれない。

※一応書いておくと、僕自身は外山恒一を特に支持しません。彼の言っている事はある種の「一般論」に過ぎないと思う。選挙管理委員会を批判する気もないし。そんなことよりも彼の「国家を壊せ!」というメッセージが、法律を細々と、しかし着々と犯しているYouTubeを介して広まったというのは、とても面白いと思ったのです。あとロングテールの使い方間違ってたらごめんなさい。
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