日頃から、ブーツィーのベースサウンドを不思議に思っていた。どんなエフェクターを使えば、あんな音が出るのだろう。上記の記事を読んで「ワウだけであの音が出るのかなあ」と思ってwikipediaを見てみた。
ブーツィーのベースサウンドは、ディストーションとオートワウ(エンヴェロープフィルター)を多用した、歯切れのよい、たたみかけるようなよくうねるベースである。やっぱりメインはワウなのか。僕は普通のベースとシンセベースをミックスしているのか、とか思ってたんだけど。ちなみに愛用のワウは「ミュートロンIII」らしい。
で、このブーツィーの項が結構面白い。
しかし、LSD等の薬物使用のため、ブーツィーはステージ上にあってもたびたび幻覚をみるようになった。1971年のある日、自分のベースが蛇に見えたブーツィーは演奏を止めてステージから逃げ出してしまい、ジェームス・ブラウンに解雇された。というのも笑えるし、しかし強者のブーツィーも
Pファンクメンバーの薬物使用の激しさについていけずというから、当時のPファンク軍団というのは筋金入りのジャンキーばかりだったということだなあ。まあ、レコードのジャケット見ても明らかに異常だよね、あの人達は。
bootyはJamiroquaiが日本は地震あるからツアー行かねえとか言ってた頃に、LAの人間として神戸のつらさはわかるよみたいなコメント表明してて、ああイイ奴だなあと思った。
奏法は曲によって変えてます。スペースベースの見所は、バラード I'd Rather Be With You (What's A Telephone Bill?) の歌の間のソロ。エフェクターの知識がないんでわかりませんが、ブーツィの足元にはスイッチみたいなのが三つくらいと、ペダルもありました。これを底高ブーツで操りながら、というか蹴りながら、そしてポーズを決めつつベッチンベッチン、ボワワーとやるのです。ワンパターンですが、ここがすごくかっこいいです。
有明?でのブーツィーの隠し撮りブートを出してきて聞いてたんですが、最後にSex Machine をやっていまして、これは JB's 時代と同じ至ってタイトな奏法でした。ブーツィーが頭から突き抜ける声でゲロッパを歌っているのが特別ですが。
なんとなく思うんですけど、Bootsyって実はかなり真面目な人なのかも知れないですね。「ブーツィーズ・ラバー・バンド」っていうバンド名も、本当にふざけた奴なら付けないような名前だよなあ、とか。
クリントンと違って愛されてますよね。
それにブーツィー、サングラス取ったときの顔が
つぶらな瞳でけっこう可愛いんダ♪
歌の内容もブーツィラ(ゴジラ)とか
カウントラキュラ(セサミ)とか
あのオバケのキャラ(名前忘れた)とかお子様向けですもんね。
愛されてる平凡なミュージシャンより、嫌われてる天才ミュージシャンの方が好きですが(笑)、ブーツィーは愛されてる天才ベーシストって事でしょうね。
川崎でのブーツィーのDVDを Pet (←三回もブーツィーのライブを観ている人。生写真も持って自慢する)が持っていたので、見せてもらうことにしました。機材が映っているかも。
Pet に言わせれば、ジョージ・クリントンこそが
天才だそうで、ミュージシャンズ・ミュージシャンなのだそうです。クリントンが口でメロディーとリズムを口ずさんだら、メンバーがそれを曲にするそうです。ドラッグの力を借りているのでしょうけど。ジョージ・クリントンをゲストに呼んだりするプリンスもワーカホリックというか仕事は真面目そうですが、ドラッグの力を借りてるのでしょうか?
>ペダルのついたワウ・ワウとオートワウというのは違うものなのでしょうか?
調べてないしペダル付きのワウを使ったことがないんですが、
ペダル付きのは踏んでる時にフィルターが閉じ(高音がカットされる)、オートワウはベース音の発音を自動的に関知してフィルターをかける、ということでしょう。
弾いている時の動作が必要ないのでオートワウの方が手軽ですが、ペダル付きの方が自由度がありますね。
また暇があったら調べてみます。