2007年02月14日

手を振るアイコン。

 今日「東京ゴッドファーザーズ」のことをボロクソに書いて、実際世間ではどうなんだろうとか思ったので、ちょっと検索してみた。

「東京ゴッドファーザーズ」を含む日記 - はてなダイアリー

 奇しくも12/24を基点としてるんだけど、ここを見て僕はあることを感じた。こちらに向かって手を振っている二つのアイコン。これは二人の人物でもある。この、バナー広告よりも控えめに、しかしはっきりとこちらに手を振っている二つの物を見て、微妙に悲しいような気持ちになったのです。
 私を選んで!という静かな意志。同じような物がずらーっと並んでいて、どれをクリックする気にもならないような状態。その中で、こういうアピールがあると悲しくなる。この悲しくなる、というのは否定ではない。ノスタルジーに似た、不思議な感覚。
 ペットショップのガラスケースの中にいる犬や、マジックミラー越しの風俗嬢や、「アニー」に出てきた孤児のような。あるいは拾われるのを待つ赤ん坊のようでもある。

 やはり「東京ゴッドファーザーズ」とは奇跡の映画なのかも知れない。
 (と三流ライターでも書かないような臭いしめ方をしてみる)
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