2007年01月29日

トリップホップ史を知るために何を聴くか

Xen CutsLuck Be a Weirdo TonightLet Us Play!
 左側はニンジャチューンの歴史を追う形で構成された3枚組。3枚で3000円弱は廉いし、トリップホップの歴史≒ニンジャチューンの歴史みたいな所があるので、入門編としては妥当な線。
 ただ、正直言って今聴くと古い。特に3枚目はボーナスCDで未発表テイクとか中心なんだけど「まあ、この出来では未発表になるわな」てきな曲もいくつかあり、ちょっと貧弱。個人的な特筆事項はFinkによる「Ninjah」が収録されていること。これは日本人ニューウェーブユニット、フランク・チキンズの代表曲「ウィー・アー・ニンジャ」のリミックス。この曲の出来は結構良い。

 真ん中は個人的に大好きなフィラ・ブラジリア。ファンシーなジャケットだけどアレな内容。エレクトロとアナログの中間にあるような、例えるなら「木造テクノ」といった風情。僕が一番何度も聴いたトリップホップアルバムがこれだと思う。ただ今は高くなってしまってるようなので、あまりおすすめしません。中古で1000円くらいなら買い。テクノの旧盤なんて、基本的に1枚2000円も3000円も出して買う物ではないです。

 右はコールドカットの最高傑作でしょう。恐らく、トリップホップ市場最も売れた1枚だと思う。現時点で最も普通におすすめできる1枚。ジャケット(おもちゃ箱のデザイン)も面白くて、裏ジャケにはガンダムのパロディーがあったりするんだけど、内容もジャケット同様、ロック、ヒップホップ、テクノ、実験音楽をバラバラにして、積み木遊びのように自由に積み上げて作ったような色とりどりの音。「Timber」とか当時から今まで好き。

 今更トリップホップを聴く人も少ないと思うけど、一応メモ。

・参考:トリップ・ホップ - Wikipedia
 ここにはColdcutは入らないんだなあ。

<2/2追記>
 ごめんなさい。ニンジャのベストとしてはこっちの方が良いかも。こっちはシングルスらしいです。

Zen: A Retrospective
Zen: A Retrospective
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク
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