
で、今まで僕がはてなブックマーク界隈に持っていたマイナスイメージは主に二つあって、それは「情報の偏向」と「馴れ合い」です。
情報の偏向は、それはそれで仕方ない。はてなブックマークユーザーは、その全てが「webのユーザー」であり「ソーシャルブックマークのユーザー」なわけであって、またその多くが「ブロガー」であることから、そういう最大公約数的な話題への偏りは必然的なものです。
今回僕が少し思ったのは「無意識の馴れ合い」というか「はてなが人力であるが故の袋小路」というか、そんなようなものです。はてな独自の、情報と情報、あるいは人と人とをつなげる仕組み。あるいは情報と人を紐付きにする仕組みというのか、こういう「つながり」が強くなると、動きの自由度が失われるんじゃないのかなあ、というようなこと。
人間、個人というのは世界の全てを見られるわけじゃないのだから、あるつながりから情報を得た方が効率が良い。でも、つながりを重視しすぎると入ってくる情報が限られてしまう、そして段々「つながりの外にある情報」を目にする機会が減り、しまいにはそんな物は無いように思えてくる。
というような、漠然としたこと。