じゃあ、なんだろうと思って調べてみるうちに見付けたのが「本朝食鑑」。江戸期の、食に関する百科事典。どうもこの本はすごいっぽい。欲しいなあ、と思うんだけど全部揃えようとすると1万数千円必要になるわけです。とりあえず図書館で見るかな。
↓僕はこの人、悪文書きだと思う。まとめ方も下手だと感じるけど、手軽な資料としては有用。「守貞漫稿」の抄録なので、当然、図版多数。遊郭等についてまとめた「江戸いろざと図譜」もあり。
江戸あきない図譜
↓江戸期のトリビア集。各章のタイトルが俗っぽくて嫌いだけど、内容は良い。
大江戸浮世事情
↓買えない値段ではないな。
本朝食鑑 1 (1)
・参考:史料リスト・江戸時代−辞書−(現在刊行されている書名も併記されていて非常に有用)
・参考:調べものに役立つ資料案内(「団子」を例にとって各資料を解説)
食に限らず江戸時代というのは考えているよりずっと豊かで、調べてみるととても面白いですよね。鎖国によって抑えられたエネルギーが全て文化に注がれているという感じがします。
禁止と快楽というのは密接につながっていて、禁止されている物が多くて選択肢が少ない社会の方が、快楽を得やすいのではないかと思います。そういう考え方自体が貧乏くさいのかも知れませんが。
ご紹介ありがとうございます。文庫で出てるんですか。機会があったら買っておきます。