実名vs匿名、というのが一つの焦点なのかなあ、と思うけれど、でもいわゆる「戸籍上の実名」というものが必要とされてないのが、日本のネット界なのではないかと思う。掲示板に書かれている匿名情報は信用できないが、ブログならまた違う、とか、ブログでもデザインや文体で信頼度が変わってくる、とか。外国ではどうか分からないけれど、日本では同じ「匿名」にも階層や段階があって、それに応じた信頼感というのが存在する。そのように思う。
だから、とにかく実名でやらないといけない、という考え方には賛同できないなあ。
・usbmouseブログ:アクセス頂いたすべての皆さんにお礼の言葉を申し上げます
この記事への反応を見ると、みんな「書かれたこと」を信用しすぎだよ、と思う。情報操作に鈍感すぎる。匿名実名の前に「書かれたことの中には嘘もたくさんある」という事実を認識することなんじゃないかなあ、と思う。すごく当たり前の前提なんだけど、上の記事のコメント欄を読んだ限りでは、多くの人にはそういう認識はない。みんなお人好しすぎ。