この頃から、微妙にブログの文章に変化が見られる。少し読者が増えてきていい気になっている物と思われます。
・中島らも死ぬ
獄中生活をつづった本が最悪で、ちっとも面白くなくてすぐに捨てた。それ以来、リアルタイムなクリエイターとしての中島らもには興味がなくなった。でも、それまでに彼は素晴らしい作品をいくつか残していて、僕に大いに影響を与えた人だったので、その死は大きなニュースだったわけだけど、でもショックではなかった。いつ、どんな死に方をしても衝撃を受けないような人だった。あの人は、生きていようが死んでいようが中島らもとして存在している。
■2005/8/2のわたくし
・ブログ上の議論が不毛な結果に終わりがちな理由
日本人は「支配と従属」という関係をこよなく愛する民族なのかも知れない。そこに対話や議論は必要ない。「YouTubeで起きた悲しいできごと」を読んで思ったのは「アメリカ人というのは、なんと『対話好き』なのだろうか」ということ。こういうのっていうのは、日本人にはない発想だと思う。
でも、上記のような記事というのは今読み返しても面白くない。むしろ楽しいのはその日の日記だ。暑い夜だったなあ。裸で汗をかきながらピンホールカメラを使っていたなあ、と思い出す。そういえばこの日買った「列車に乗った男」は、まだパッケージを開けてすらいない。