2006年06月30日

海が出てくる落語

 東京は海に面した土地である。しかし、それを意識していない人は多いんじゃないか。僕も、映画「つぐみ」を見た時に初めてそれを実感した。あのオープニングは良いね、銀座から築地に至るシーン。
 しかし不思議なのは、海にまつわる落語の少なさ。思い当たるのは「芝浜」、「品川心中」くらい。「佃島」や「居残り佐平次」も海に近い土地の話だけれど、具体的に海の情景は描かれていない。
 江戸時代は、埋め立て部分が今より少なくて、物理的には海が近かったはずなんだけど、生活に近い存在ではなかったのだろうか。
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