2006年06月20日

東京乾電池「長屋紳士録」

 先日、NHKの舞台中継で東京乾電池の「長屋紳士録」が放映された。
 小津安二郎原作ってことで、僕は喜んで録画したのだった。

 で、見始めて10分くらいで消した。
 これはママゴトだな、と思ったのだ。柄本明が小津ファンなんだろうと思う。好きで好きで、それを舞台にした。楽しんで舞台にした。
 それだけの作品なんだろうな、と。正直、こういうレベルの芝居で4000円という金を取るのはどうかと思うわけだけど、まあ、そこまではいい。

 なんでNHKはこれを取り上げたんだろう?小津作品のセリフそのまんまのシーン、そして暗転。その繰り返し。テンポも何もあったもんじゃない。なんであんな低レベルな物を取り上げたんだろうか。
 実際、10分くらいしか見ていないので、もしかしたらあのあと面白くなるのかも知れない。東京乾電池のことを僕は全く知らないので、ああいうのが持ち味なのかも知れない。
 でも僕は、それだけ見て「ああ、これママゴトだ」と思った。あれを舞台中継で流す意図も意味もよく分からなかった。
この記事へのコメント
もしかしたらおもしろいのかも、と思って小津安二郎さん自体ぜんぜん知らないのに自分も録画してました。なんかガマンして見てた。
Posted by tatata at 2006年06月20日 17:59
■tatataさん
 あ、最後まで見ても面白くなかったですか。なんか安心した(笑)
 最近、NHKの舞台中継は「新しいこと」にこだわりすぎてるのかなあ、なんて思いました。
Posted by LSTY at 2006年06月20日 18:16
たぶん「ママゴト」を楽しむ舞台なんだろうと思って見てました。
蛭子さんがぐだぐだで「頑張れ蛭子さん」と応援したくなったりして、面白かったといえば面白かったかなー。
Posted by tatata at 2006年06月20日 18:55
■tatataさん
 そうなですよね。唯一の心残りは蛭子さんでした。
Posted by LSTY at 2006年06月20日 19:05
最近、札幌でちいさな箱で見たけど期待以上に面白かったですよ。
最初は退屈でしたけどね。えびすさんで点勝ったからかな?(笑)
Posted by くまっち at 2007年03月20日 22:02
■くまっちさま
 こんにちは。
 期待度にもよると思うのです。私は東京乾電池の公演は見たことなかったんですが、それに対する期待もあったし、小津作品を知ってるのでそれへの期待もあった。なんの期待もしないで見たら、そこそこ面白かったようにも思います。
Posted by LSTY at 2007年03月22日 18:30
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
過去ログ