2006年06月14日

蕎麦屋に二種類あり

 昨日はチェーンの蕎麦屋「サガミ」に行ったのだけれど、実に不味い。
 特に最近は杉並薮や金升に行き、おいしい蕎麦を食べ付けているので、なかなかショックな不味さでした。不味いというか、味がないのね。
 チェーンの蕎麦屋だから仕方ない、という意見もあるでしょうが、考えてみればそういうおいしい蕎麦屋より高いんだよね、1枚あたりの値段が。これちょっと信じられないんだよなあ。

 つゆも飽くまで甘く、生臭い。「いりこだし」のような臭いがする。最近家では「素材主義」というブランドのそばつゆを使っているのですが、それの方がずっとおいしい。この、素材主義のそばつゆは、市販のそばつゆの中ではなかなかの出来だと思います。ユニー系列のプライベートブランドです。

 サガミで不味い蕎麦を食べながら「蕎麦屋には二種類あるなあ」と思う。つまり「おいしい蕎麦屋」と「不味い蕎麦屋」でありまして、そんなことは当たり前なんだけど、この二つの差があまりに歴然と出るのが蕎麦屋という業態の特性だとも思う。

 どういうわけか「そこそこの蕎麦屋」っていうのは無いんですよ。どんな料理店にも「そこそこの店」っていうのがあって、それは「特においしくはないけど、家で作るよりはおいしいかな」というレベル。あるいは「家ではちょっと作れない(作るのに手間がかかる)」とか。
 そんな感じで、特においしくないけど、そこそこの味で、そこそこ流行ってる店というのはあるものです。その代表がサルタナだったり、ムッシュクロダのラーメンコーナーだったりするんだけど。

 蕎麦屋の場合は「おいしい」の次に「そこそこ」は無くて、一気に「不味い」になるんですね、経験上不思議とそうなっている。
 で、その「不味い」というのは「家で乾麺を茹でて食った方がうまい」というレベルなのね。乾麺の蕎麦というのもおいしくはないのだけれど、でも不味い蕎麦屋で食べるのよりはおいしいと思う。

 そんなことを思いました。

・今度これを買ってみたいメモ:翁達磨 商品紹介 乾麺
posted by LSTY | Comment(0) | TrackBack(1) | 食べ物 | このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク
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