この後半の、シナトラ千代子さんの意見には同意なのだけど。
ここ数日、ブログの質がどうだこうだというタイトルを目にする機会があって、実は中身は読んでいないのだけど、そのタイトルを見ただけで正直うんざりしていた。
なんだよ、はてなブックマークの数がどうとか、そんなことどうでも良いじゃないか、君たちはそんなにまでして他人に評価されたいのか、そこまで他人の目を気にするのか、と思っていた。
そりゃあ誰だって評価されたい欲はあるし、それを数値化したかったり、まあ、そこら辺は色々。
でも、そんなこと、そんなに重要なんだろうか?アクセス数や被ブックマーク数にちょっとした楽しみを見付けたり、自尊心の足しにするのは良いけれど、それは飽くまでもオマケみたいな物で、決して「重要」ではないと思う。
自分のブログの意味や価値って、自分が見いだす物で、他人によって左右される物じゃないでしょう。
僕は今まで「こんなブログはよまねえ」とか言ってきたけど、そういうことを言った裏には「書いてる本人にとって価値があればいい」という気持ちがある。
ブログなんて所詮はそれだけの物だし、それだけだからこそ楽しく続けられるような物なんじゃないのか?
なんかちょっと的はずれになったかなあ。でも、ブログの質を「面白さ」と言い換えるならば、そんな物は「数」で測れるほど単純でもないと思うなあ。なんか、そういうのって違うよなあ、と思うのだった。
人数に価値を求めすぎるのは、余りにも短絡的というか。人数は増えても、一見さんも居るでしょうし。数=ブログの質と判断するのはいかがなものか、と。流動的で、気まぐれな一見さんに、記事の「質」の証明を求めて、媚びた記事ばかり出すのも実に情けない話だと思います。
自分が記事の内容を面白いと思うか否かはモチベーションの問題に過ぎず、blogの目的を自己満足に設定するか、自己顕示に設定するか、はたまた読者を楽しませるかは、他人に迷惑をかけない範囲で非常に自由に設定すればいいことだと思います。
自分は自己顕示や満足というよりは、他者からのフィードバックを期待してblogを書くので、他人が興味深く読んでいるのかは非常に気になります。記事の内容を目的にとって最適化するためにアクセス解析結果や被ブックマーク数をマーケティングデータとして扱うのは必然的な手法だと思います。
僕は同様の理由で小樽さんの記事( http://blog.livedoor.jp/otaruohtaru/archives/50559992.html )を読み飛ばしていて、この記事を書いたあとでちらっと読んでみると同じ内容だったので「あ、書く必要なかったのか」と思ってしまいました。
僕は以前から、例えばえっけんさんの「アクセスカウンターは要らない」という意見には反対で、アクセスにせよブックマーク数にせよ、意味はあると考えています。しかし、その比重はあまり大きくなるべきではない。そしてそれが「質」を測るという考え方はおかしいと思います。
人それぞれと言えば確かにそうなんですけど、僕は例えば「占い」と同じような物だと思います。占いで、良い結果が出たら信じて、悪い結果が出たら気にしないというような物。
アクセスが増えて喜ぶのは良いけど、増えないことで悩んだりするのはあまり面白くないでしょう、と。それで無理してアクセス増やそうとか、つまらないだろうとか思うんですよ。
あと、これは本当に主観なんですけど、最適化されたブログって僕にとっては面白くないんですよ。ブロガーの悩みとか迷いがあった方が面白い。そういう意味でも、単純にアクセスや被ブックマーク数に左右されては欲しくないという気持ちがありますね。
自分は、自分の記事は最適化できる範囲で最適化しているつもりです。つまり、人間味は薄いかもしれません。
ブロガーが、アクセス数が低いことでモチベーションを下げるのは不経済的なことだという点についてはすごく同意します。mixiでもヒジョーにめんどくさい考え方をする友人が居ると(ry
僕はブログはある種の「人間観察」だと思ってるのかも知れないです。昔は今より「有用であるかどうか」ってことにこだわってた気がしますけど。