正論のように語る人が嫌い

　自分の意見を「冷静に、正論のように」語る人がいて、そういう人が嫌いだなあ、と思う。個人的な好き嫌いなのに、いかにも正しい事のように語る人。ある意味詭弁だったりするんだけど、丁寧語で語られると、意外に正しく見えたりする。ネタとしてではなく、自分でもそれが正しいと思い込んでいたりすると、これ以上に厄介な人間はいないと思う。
　だから僕はむしろ、正論を暴論のように語りたいな、と思う。

Comments

これを見て偽科学がそうだなと思いました。

Posted by 小樽 at 2006年05月01日 17:39

「自分の意見」であれば反論は許されず、「正論（のようなもの）」であれば反論は可能です
「暴論のように語る」ことって反論をさせないための「逃げ」に使われることが多いと思いますけどねぇ

#「マジレス格好悪い」

Posted by まどぽたにあ at 2006年05月02日 01:01

　よく考えてみると、正論云々ではないような気がしてきました。
　対話術で、相手の話を聞いた後「それはそうですね、でも」と自分の意見を言うスタイルがありますね。相手を受け入れておいて、自分の意見を言うとスムーズに事が運びやすい。
　で、こういうスタイルを採る人の多くは「それはそうですね」と言いながら、実は相手の意見を全く聞いていない。受け入れるフリをしながら、完全に無視しているケースが非常に多いように思います。
　こういう、「対話術に長けた誠意のない人」が嫌いなんじゃないかと思いました。

Posted by LSTY at 2006年05月02日 09:11

会議が下手なので最近本を読んで反省してます。

その中に議事録（メモ）の書き方で「事実と意見を切り分けろ」というのがありました。

このエントリーのように自分の意見を通すために詐術として上記の二つを混同させる人の場合も考えないと行けないな、と思いました。

Posted by S at 2006年05月03日 08:56

■Sさま
　わざとではなく、自分で本当に正しいと思って非論理的な話をする人もいますからね。そういう頭の悪い人たちが会議している場合には、誰かが逐次論点の整理をしないといけませんね。めんどくさいけど。

Posted by LSTY at 2006年05月08日 10:56