2006年04月20日

ひらがなだけでは「子供の日記」にならない。

おねえさんにかみをあらってもらったら きもちよかったので おとをおおきくしたら オムレツをたべた。オムレツにはひきにくとおいもをいれました。たまねぎもいれた。
 これはKenさんの「パンク・オムレツ」という日記を加工したものです。Kenさんの日記を読んだ時、なんとなく「子供の日記っぽいなあ」と思ったのですが、しかし大きく違う所があった。それは、派手な格好の女の子→ワイルド→パンクという、この因果関係ですね。「子供の日記」の最大の特徴は、因果関係のめちゃくちゃさにあるのではないかと思ったのです。
 それで、そこをいじって、本格的に「子供が書いた変な文章」に書き直してみたのが、上の文章です。
 つまり「〜したら」という言葉の使い方がおかしい。
 しかし大人は「〜したら」の中で起こっている事を色々想像する。で、なんか面白いなあ、と思う。

 もう一つ例を挙げると
視基AB - 青木さやかさんの日記について
 最後の日記の構造を維持しながら中身を変えるとこうです。
きょう おにいちゃんとすもうをとった。ぼくは まけたので つまらなかった。おにいちゃんは かちました。
 こっちは逆に、「僕が負けたんだから、お兄ちゃんが勝ったのは分かってる」わけです。文章を読めば因果関係から予測の出来る事実を、あえて書く。
 でも大人は、「最後に、お兄ちゃんが勝った事を付け加える事で、負けた悔しさが出ているなあ」と思う。

 先に書いたのを「因果関係の飛躍」だとすれば、後の物は「因果関係の念押し」とでも言いましょうか。本質的には「言葉の誤用」であり「無駄な表現」なのだけど、いわゆる「子供の文章」が高く評価される理由は、こんな所にあるのじゃないかと思ったのです。
 そして。こういう「美しくない日本語が、実はブンガク的になったりもする」という事実は、大人のブロガーにとっても大事な事実だと思いますよ。

 いや、なんだか、こういうひらがなの文章を突然書きたくなっただけなんですが。
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