ばれたくないのか、しかし一方ではばれて欲しいのか。
微妙な心理。
なんとなく、複数HNを持ちたがるのは女性で、男性であっても女性性の強い人だと思う。
そういう心理はどうもよく分からないのだけど。
でも、ブログを長く続けていると、なんとなく「僕に対するイメージ」ができてきて、なーんか「いいことを言わなくちゃいけないのかな」なんて思う。
無責任に暴言吐きたい人なんですよ、僕は基本的に。でもなんか、なんとなく、読者に同調してもらえる記事を書かなきゃいけないのかな?とか思ってる自分が嫌。
そういう意味では、このHNから逃げ出したいという気持ち。たまに。
複数のHNを使い分けるのは、
所属してるコミュニティごとにキャラクターが違うだけではないでしょうか?
僕は趣味で付き合っている友達へ向けた記事を家族や親戚に見せたくはありませんから、
使い分けていますよ。
だって例えばそれをすると「この人は音楽トークとかしない(音楽コミュでは別の名前)」とかなって、「今日の日記」とか「俺の顔」とかを出せなくなる訳で・・・
私の場合はここに書く名前に絡んでいる(常連さんとか、HP関係者とかの)閲覧者を客観的に観察したいと言う理由から別にブログを作りました。
出来上がったイメージとか人間関係から離れてみたいという思いがあったから。
まだそうするようになってそれほど経ってはいないのですが、色々と面白いなぁと感じています。
個別にレスポンスが付けられない。なんとなく分かっても、なにかその背景みたいなものが分からないから。
僕にとっては複数HNの使い分けって「とても面倒臭いこと」であって、さらに良いイメージがない。他人がやっていても非難する気にはならないのだけれど、自分ではやる気がしない。「男らしくない」というような意識があるのだと思う。そういうわけで、よほど積極的な理由がなければ、複数HNなんて持つ気になれない。
やはり根本的に考え方や行動の仕方が違うように思う。善悪、良い悪いの問題ではなくて、やはり「違う」のだと思う。
ただ、私のようにweb上人格を一つにまとめていると、Mappyさんの言うように
>出来上がったイメージとか人間関係から離れてみたいという思い
をたまに持つ。それが窮屈であるというのは確かにそう。でも、その窮屈さに気付くことは、また何かの変化をもたらしてくれるようにも思う。
ブログを長く続けていると「こういう記事やコメントを期待されているんじゃないか」と思ってしまうような気がします。それが自分の目指す方向と一致していればよいのですけれど、そうでないと書きたいことが書けなくなってしまうのではないかと思います。
でも「期待されている」と思っているのは自分だけで、他人はそう思っていないのかなと。今までのイメージと違う記事を読めるのは、読者としては面白いし刺激になるんじゃないかなと思います。
何だか上手く表現できないんですけれど…。私は、あまりにも自分が「いい人」に見られているんじゃないかと思って、息苦しくなることがあります。そんな訳ないのに。
「善意」をベースにブログを運営している所は好きじゃないです。そこには絶対に嘘があるから。
人間の多面性が出ていないブログには、生き物としての面白さがない。
>それが自分の目指す方向と一致していればよいのですけれど
例えそうでも、違う方向に走り出せるような人間でありたい。その方が面白いと思うから。
でもそうしないし、バレたくはないですね。たとえば10個自分の側面があるとしたら、5個までしか出してない名前と、10個まで全部出してる名前とが、自分にはあるんだと思う。そして、たぶん5個までしか出せない人とは現実に顔を合わせられるし仕事もできる。でも10個まで出せる人とは一緒に暮らせても友達ではいられないんじゃないだろうか、みたいな、そんな感じ。数字は適当だけど、そんなイメージ。人によって、自分をどこまで開示するかというのは、自然とできるものですが、ネットだとなかなか難しい。人に嫌われたくない。。。とか注目されたくないとか。女特有のものかも。
LSTYさんみたいに、一個の名前で全てネット上で完結できるひとというのは、露出狂だなーとか勇気あるなーとか思います。
でも僕だって、見せたくない所は見せないわけで。
でも、見せたくない所の範囲が狭いのは事実だと思う。それは露出狂というよりも「本当に大切なものはできるだけ少なくして、その分、それをちゃんと大切にしていたい」というような意識なのかも知れない。
実生活でも、ブログでも、僕は「好かれたい人」と「別にどうでもいい人」を結構ビシッと分けていて、どうでもいい人には、嫌われてもかまわないという意識があるんですね。
そう言うとかっこつけすぎだけど、でも「すべての人に好かれたい」という欲求は、最終的に良い結果を生まないように思う。
だからあえて、好かれたい対象、大事にしたい対象を絞り込もう、というのが僕の考え方です。