・絶望書店日記 手塚治虫が無音の擬音「シーン」発明はホント
この話についてメモ。
ポイントは「しん」という擬態語というか擬音語というか、その発生ではなく、「無音の状態に『しん』という音が聞こえる」という事を具体的に表現したのは誰かてなことなんじゃないのかなあ、と思ったのです。
そこでこれ。
「いや今、あんまり静かだから」これじゃないのかなあ。違うかなあ。
「それはこちらが何も仰しゃらないからよ」
「そうじゃない、この家の外が静かなのさ」
「本当ね、しんとしているわね」
「しんと云う音が聞こえるだろう」
「あら、そんな音は聞こえやしないわ。何も聞こえないから、しんとしているのじゃないの」
「僕には聞こえるんだがなあ」
私はたて続けに二、三杯酒を飲んだ。内田百間「山高帽子」筑摩書房ちくま日本文学(2007年初版)p123-124
※内田百間の間(ケン)は、正しくは門の中に月。

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