僕が洋楽を聴き始めたのは中学1年か2年の頃で、初めて買ったレコードは「ラストエンペラー」の主題曲と、アメリカの女性アイドルティファニーの7インチだった。
ラストエンペラーの公開は1987年ということだから、既に20年以上前になる。
当時、NHK-FMで毎日夜9時から放送されていた音楽番組を聴いていて、その中の一つが洋楽に特化した番組だったと思う。
DJはヒロ寺平とグレースという二人組で、ほかの曜日については全然覚えていないが、この二人についてはよく覚えている。ヒロ寺平という人は当時スクリティー・ポリティーを贔屓にしていたらしく、その対象としてペットショップボーイズの悪口を言ったりしていた。
考えてみれば、僕にとって「機械のビート」との本格的な出会いはスクリティー・ポリティーだったのかもしれない。YMOを聴き始めるのは、その3年後くらいになる。
今では信じられないが、中学生の頃の僕はデーモン小暮とキング・クリムゾンが大好きだった。