2009年01月07日

ドSな自動販売機

40円.jpg 駅のトイレには、トイレットペーパーが常備されていないケースがある。
 で、入り口の所にティッシュペーパーの自販機があるわけですね、これが2パック入りで100円、なんてのが多い。なんでティッシュペーパーが100円もするんだ!と思うわけですよ。
 しかし駅のトイレで大をしようという人は、たいていの場合「せっぱ詰まって」いるわけで、文句を言わず100円出すしかない。人の弱みにつけ込んだ、実に卑劣な商売といえましょう。

 しかし、上には上がある。この自販機は100円自販機をはるかにしのぐ「超ドSなティッシュ自販機」です。

 40円。100円に比べれば良心的じゃないかと侮るなかれ。この自販機は、50円玉・100円玉が使えないのです。
 つまり、10円玉が4枚なければティッシュは買えない。これ、どうよ?財布の中に10円玉が4枚ある確率ってどんなもんですか。これ結構低いと思うよ。
 作った人間は絶対わかってるはずだ。だってなんで40円なんだよ。50円でいいじゃん。あえて40円という価格設定にしたところに、底知れない悪意を感じる。

 ある日、僕は「せっぱ詰まった」状態で駅のトイレに飛び込んだ。その時に遭遇したのが正に40円自販機でした。もちろん、改札まで行って両替する余裕なんてないわけです。これ、もうどうしようもない状態。仕方ないので紙なしに個室に入って用を足し、偶然持っていた「江戸川乱歩傑作選」の表紙カバーをちぎって尻をふいたわけです。
 個室で用を足していると、タタタタッと足音がして、誰かがトイレに走り込んできた。これは御同輩か、と思うと、彼はカチャン・カチャン・カチャン・カチャンとものすごいスピードで40円を投入し、ティッシュを購入してから個室に入った。あらかじめ10円玉を用意していたようだ。実に見事な早技でした。

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
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