「有名だから」というだけで、酔って書いたようなヨタ書評を元に、本が売れてAmazonから収入があったりする。
いやあ、有名人って、本当に良いもんですね。
と以上ひがみ。
個人的には「物事に対してポジティブであろう」とする人の書評って、読むに値しないと思う。何を見ても読んでも「その作品の良いところに目を向けよう」とする評論ってのは、これは無理があるでしょう。
金をもらって文章を書いてる「売文家」による評論なんていうのはほぼ100%がその類です。音楽雑誌に載ってる音楽評論、映画雑誌に載ってる映画評論なんていうのは、当然そういうものだと思うので、読む価値を感じません。
しかし個人的に書いてるブログでも、そういうのが結構ある。ほめる方ばかりに熱心で、つまらないものをつまらないとはっきり書かない人っていうのは実はすごく多いのだなあ、と思います。
で、僕の場合は「僕の嗜好をある程度理解している人が、僕に個人的に薦めてくれるような『お薦め』」以外は、ほとんど信用しません。
それでも所詮「他人のお薦め」ですからね、信用していても裏切られる事は多々あります。しかし、まあ他人によるお薦めというのはそういうものだと思います。
なので「不特定多数に対するお薦め」なんてものは信用できないでしょう、その上「けなすことをしない人による評価」なんてことになれば、そんなものは評価とすら呼べないようにも思う。
そんなものに付き合うほど経済的余裕はないよ、と思うのでした。