天才バカボンによく出てくるフレーズだ。「賛成の反対なのだ」と同じくナンセンスなフレ−ズとして使われるが、まさにこういう感じを味わっている。
先日、車に乗っている時にある思いつきをした。シンプルなのだけど、より真理に近いような思いつき。その時にメモしておけば良かったのだけれど、車を運転中だったので「まあ、こんな良い思いつきはめったに忘れないだろう」と思って、メモもしていなかった。
それを今、思い出せない。「良い思いつきをした」ことはよく覚えている。しかし、その内容が思い出せない。いっそのこと「良い思いつきをした」ことごと、まるまる忘れてしまえば良いのだけれど、それは覚えているからタチが悪い。非常に気になる。
忘れるなら全部忘れてしまえばストレスがないが、一部だけ覚えているから悩んでしまう。無理に思い出そうとしてイライラする。
こういうのを「忘れようとしても思い出せない」と言うのだ。