2006年10月31日

はてなBMからのアクセスが増えるということ

 数ヶ月単位でアクセス解析を見て、はてなブックマークからのアクセスが他所からのものに比べて多くなっている場合、それは「自分の書く記事のレベルが上がった」せいではなくて「はてなブックマークという空間で常連になった」せいだ。例外はあるだろうけど、多くの場合、そうだと思う。
 そういう傾向は、ブロガーにとって危険なのではないかと思った。
 ソーシャルブックマークというのは原則として「情報への入口」であって、そこが「会員制化」してしまうと、面白い結果を生まないような気がする。

 以上なんとなく思ったこと。
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2006年10月28日

Lstyといいます。のんびりだらだらあんたジャージでどこ行くの。

 Leftyさんと僕のHNをよく間違えるという意見を頂いたのでちょっと遊んでみた。しかし、僕に言わせればLeftyさんは随分と物腰の穏やかな人で、僕のように「いらんこと言い」でもないし、間違うとは失礼だと思う。

『斬(ざん)』:よく間違えそうになる(いや間違える)ブログ、ブロガー
明日は明日の風が吹く - よく間違えそうになる(いや間違える)ブログ、ブロガー - 『斬(ざん)』

 今回面白かったのは「人間が文字列をどういう風に見ているのか」っていうのがなんとなく分かったこと。文字列の長さが同じ場合、頭とおしりが優先されるんだなあ、とかそういうこと。

(この記事のタイトルはLeftyさんのプロフィールから一部勝手に拝借しています)
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2006年10月27日

リアルじゃないと面白く話せない

 昨日、IE7を入れたんです。IE6よりは良いけど、Sleipnirには遠く及ばないブラウザ。タブブラウザとしての利点を極力なくす方向で開発した感じの、不思議なブラウザ。
 それはさておき。
 インストールに結構時間がかかったんですが、その、インストールの進行状況を表すインジケーターがね、面白かったのです。一言で言ってしまうと「終わったと思ったらまたインジケーターが戻る」っていう事なんだけど、PCの前で吹き出すほど面白かった。で、その事を書こうと思ったんだけど、文字だけでは絶対に面白く話せない。画像を交えても面白く話す自信がない。
 ただ、リアルで手振りを交えて、かつ緩急を付ければ、あのインジケーターの面白さを表現する自信はあるのです。
 なんか、文字の限界とか自分の文才の無さを感じました。

2006年10月26日

Sleipnir使った感想のメモ

花見川の日記 - タブブラウザについてメモ
 僕はSleipnirを使っているのですが、良い点・悪い点をいくつか。
 (ただ、他のタブブラウザと比べてはいないです。普段使っていて思うこと。)

■良い点
・導入が簡単(単体で動く):FireFoxがプラグインありきなのに対して、Sleipnirは単体で動くので導入がスピーディー。インストール時にIEのお気に入りの移行ができるので手軽。

・セキュリティーレベルがワンクリックで変わる:画面右下に現在のセキュリティ−レベルが表示されていて、それをクリックするだけで変更が可能。Java・JavaScriptやActiveX、画像・音声・動画の再生on/offができる。

・webページへのリンクが簡単にできる:今気が付いたんだけど「タイトルとURIからアンカータグを作成」という機能があって、これをクリックするとリンクタグ+ページタイトルができてしまう。ブログ書きやニュースサイト書きには、ちょう便利な機能。


■悪い点
・「お気に入り」の整理が面倒臭い:IEだとお気に入りを開いて右クリックで並べ替え・名前変更ができたのですが、Sleipnirではいちいち専用画面を呼び出さなければいけない。機能は細かいけど、手軽さの面で劣る。スタートアップページの編集もちょっとわかりにくい。

・「選択部分のソースを表示」がちょっと…:「選択部分のソースを表示」って機能があって、これは便利だと思って使ってみると、なぜかWordで開く。なんか使えない。普通の「ソースを表示」を使えば問題ないのですが。
ブックマークコメントで指摘頂きました。インターネットオプションで変更可能。

 とりあえず思いつくのはこんな感じです。繰り返しますが、FireFoxとかと比べたわけではないので「そんな機能こっちにもあるよ」というのがあるかも知れません。

2006年10月20日

レクサスLSを穿った目で見てみる。

asahi.com:トヨタのレクサスLS受注、セルシオの半分 - ビジネス
 なんとなく思うのは、ヤンキーやチンピラは「セルシオ」に乗りたいのであって「LS」には乗りたくないのではないか、ということで、そうであるならばセルシオの展開終了によって彼らは旧セルシオ・日産グロリアや旧タイプのベンツ・シボレーといった中古車市場に流れるのではないか、と思うのでした。
 つまり、LSは結局トヨタの新車購入を減らすだけだ、と。
 しかし、トヨタの狙いはそんなに浅い物ではないのかも知れない。それによる「ユーザの浄化」というのもマーケティング戦略の一つかも知れないなあ、とも考えられる。トヨタの基幹車であるセルシオのイメージというのはすこぶる悪い。それは一部ユーザの問題であって、それをふるい落とすことは、長期的に見て得策だとも言える。

2006年10月19日

キンタマーニ大使

 インドネシアにキンタマーニという地名があるのですね、で、キンタマーニっていう名前の人もいるかも知れない。そういう人は、例えば在日大使にはなれないんだろうなあ、とか思う。
 まだ日本語ならいいんだけど、例えばどこかの国にファックさんという人がいたとして、その人は国際的な仕事には就きにくいんじゃないか、などと思います。改名すれば良いんですけどね、なんというか不運な感じ。
 考えてみれば段田男なんかもそうですね。聞きようによっては「Damn,the Damn」に聞こえるかも知れない。

「あて字喫茶」大集合

 「来夢来人&喫茶」で検索すると異様にたくさんヒットするので、じゃあ日本全国には、どんな「あて字喫茶」があるのだろうと調べてみた。
 とりあえず北海道・東北まで調べたんだけど、いろいろあるものですね。いくつかピックアップしてみました。(カッコ内は読み。ただし予想)

・亜斗里絵(アトリエ)
・麻芽浬館(アメリカン)
・亜羅琲珈(アラビカ)
・亜里巣(アリス)
・異葉満亭(イヨマンテ)
・王瑠舞亭(オールマイティー)
・居郷留(オルゴール)
・珈巣多夢(カスタム)
・歓土里(カントリー)
・樹BUN屋(きぶんや)
・遇里夢(グリム)
・玖瑠味(くるみ)
・胡亜羅(コアラ)
・珈琲待夢(コーヒータイム)
・詩瑠絵燈(シルエット)
・セピ屋(セピア)
・待夢(タイム)
・千繪莉(チエリー)
・知慕里(チボリ)
・茶居夢(チャイム)
・千呂林(ちろりん)
・頭変僕(とうへんぼく)
・独珈香(どこか)
・ドリー夢(ドリーム)
・馬美舞辺母(ばびぶべぼ)
・伴佳郎(バンガロー)
・美あん花(ビアンカ)
・歩留歩留(ぶるぶる)
・舞麗来(ブレイク)
・浮蓮渡(フレンド)
・葡蘭馳(ボランチ)
・舞・ふれんど(マイフレンド)
・真里夢(マリーム)
・美留区(ミルク)
・むー未ん谷(ムーミンだに)
・夢民家(ムーミンち)
・夢雲来人(ムーンライト)
・遊とぴあ(ユートピア)
・悠豆里(ゆとり)
・来夢(ライム)
・来夢来人(ライムライト)
・羅万茶(ラマンチャ)
・羅夢音(ラムネ)
・我ママ菜店(わがままなみせ)
・和茶和茶(わちゃわちゃ)
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10/19あの日あの時

■2004/10/19のわたくし
サイドバーを整理 (いらないものを削除してきれいにしました)
■2005/10/19のわたくし
サイドバーを整理 (ブログ読者とトップページのデザイン)
 2004年・2005年と同じ日に同じ事してる!偶然なのか、過去記事を読んでいて思い当たったのかは不明ですが、記事の内容としては2005年の方が面白いですね。「常連よりも一見さんを大事にしろ」という考え方は、自分で読んでもちょっと面白い。
 ブログを書くにあたって、その書く内容というのは常連読者を意識するべきだと思う。それは馴れ合い色を濃くするとかではなくて、また読もうと思ってもらえるような記事を書くべきだ、と思う。
 しかしデザインというのはまた別の話であって、そういう認識しやすい物については一見さんを強く意識するべきだと思う。
 僕がよく「webデザインにいわゆる『デザイン性』なんてものは不要で、標準的な物に沿うべきだ」と書くのもそのせい。この意見はデザイン好きな人には支持されにくいわけだけれど。

 しかし、今のサイドバー構成も基本はこの2004年・2005年に固まってるんだなあ。最近ほとんどデザインはいじってません。

□2005/10/19のブックマーク
Degree Confluence Project Composite World Map
 コメント:[石川初さん][画像]世界のいろんな所で撮った写真
 写真の分布が面白いねえ。アジアからヨーロッパにかけての線とか。

水曜どうでしょう祭レポート4:初日昼の部のトークショー : Site.M from 新所沢 -北国tv
 詳細レポート。

人なんか入ってない!

 さて、件のことで関係者には適切な処分がされたらしいが、果たして「グーフィー」に対して適切な処分がされたのか、「グーフィーの中に入っていた人」に対して処分がされたのか、そこに興味がある。

 たしか東京ディズニーランドでプルートが観客に暴力行為を行った時は「中に人なんか入ってない」という前提で対応したんだよね。web上の情報なので真偽の程は分からないが。
 しかしディズニー社ほどのメディアコントロール能力を持っている企業に関するゴシップはweb上でしか知ることができないようにも思うし、web上でもなかなか知ることが難しい。

・参考:Ameba News|ミッキーのセックス映像にディズニー社激怒
・参考:東京ネズミーランドの思い出

2006年10月18日

烏合の衆

「お庄屋さま!はてな村で烏合の衆が大発生しております!」
「ナニナニ、それは一大事ジャ」

「ハテ、よく見ると、が何羽か混ざっておりますぞ!」

烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏鳥烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏鳥烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
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烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
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烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏鳥烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
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烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏鳥烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏
烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏烏

「サテ、鳥は何羽おるのかな?コリャ頗る難しいぞ」

元ネタは、「滑稽漫画館」(宮武外骨)

2006年10月17日

10/17あの日あの時

■2004/10/17のわたくし
・携帯から酔っぱらって投稿してる感じ。

■2005/10/17のわたくし
食べ物三景、その言葉にできないニュアンス。
 この記事良いなあ。その風景自体が僕の頭の中に残っていて、だから良いと思うんだろうけど、この記事の雰囲気、言葉で説明できない感情。こういう文章が自分にも書けるのだなあ、と思った。今書けと言われても書けない。

□2005/10/17のブックマーク
30女の芸能界の噂大好き!: 更新再開のお知らせ(リンク切れ)
 コメント:[精神]「自分は何も悪くないけど、相手が怒ってるから謝っておこう」という、そっち系の人にありがちな謝罪だった
 詳細は覚えてないんだけど、芸能プロダクションの社長さんのブログ。盗作だかなんだかで揉めて、閉鎖宣言→復活宣言、さらに関係者が揉め事に関する極めて感情的な記事を別ブログに書いて再炎上、という、今考えても非常に華麗な炎上事件だった。
 で、今日見たら消えてた。また揉めて閉鎖したんだっけ?

チャーシュー、チャーシュー、うまいんだよ。

 正確には「煮豚」らしいのだけど、とにかく、そういう物を作った。
 肉は豚のモモかたまりを使用。

0.豚の表面に塩をすり込み、オリーブオイルをかけておく。
1.鍋に水と昆布・酒を入れて沸騰させる。(顆粒のいりこだしも入れた)
2.沸騰したら豚肉を入れ、5分間茹でる。
3.豚肉をいったん上げ、少し小さなかたまり(150gくらい?)に切り分ける。
4.2の煮汁に味ぽん・醤油・黒酢・にんにく数片・鷹の爪を入れ、沸騰させる。
5.沸騰したら3の豚肉を入れ、中に火が通るまで(10〜15分)煮る。
6.火を止め、煮汁と一緒に密閉容器に入れて保存する。

 今まで煮豚を何度か作ってみて、味はおいしいのだけれどうまく切れない、実が崩れてしまって断面がきれいな状態で切り分けられない、という失敗を繰り返していました。
 これはやはり、煮る時間が長すぎたのだと気付いた次第です。どうしても素人には「煮物=長く煮た方が偉い」という思い込みがあるけれど、そうではない。
 さらに、煮物の味というのは「冷めた時に素材にしみこむ」ものらしいのです。チャーシューは外の風に当てた方がおいしくなる、というのはそういう事でしょう。
 で、うちでは「味ぽん」を使います。今回も、小さめの瓶1本使いました。
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2006年10月14日

烏合の衆の数を表示する。

 任意の"ウェブサイト全体"に群がる「烏合の衆」の数をカウンター画像として表示する機能です。

↓無断で「他人の不幸は蜜の味」にリンクを貼る烏合の衆
この日記のはてな烏合の衆数

↓無断で「あんたジャージでどこ行くの」にリンクを貼る烏合の衆
この日記のはてな烏合の衆数

 どうぞご利用ください。

(参考:はてなブックマークカウンターの提供開始について)
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江戸期の風俗(特に食)に関する資料

 先日、今川焼の発祥に興味を持って、これは恐らく「守貞漫稿」に記述があるんじゃないかと思ったわけです。で、とりあえず「江戸あきない図譜」をめくってみた。これは守貞漫稿の抄録のような物。でも、どうも菓子に関する記述というのはあまりなくて、これは守貞漫稿にはないかも知れないな、と感じたのです。
 じゃあ、なんだろうと思って調べてみるうちに見付けたのが「本朝食鑑」。江戸期の、食に関する百科事典。どうもこの本はすごいっぽい。欲しいなあ、と思うんだけど全部揃えようとすると1万数千円必要になるわけです。とりあえず図書館で見るかな。

↓僕はこの人、悪文書きだと思う。まとめ方も下手だと感じるけど、手軽な資料としては有用。「守貞漫稿」の抄録なので、当然、図版多数。遊郭等についてまとめた「江戸いろざと図譜」もあり。
江戸あきない図譜
江戸あきない図譜


↓江戸期のトリビア集。各章のタイトルが俗っぽくて嫌いだけど、内容は良い。
大江戸浮世事情
大江戸浮世事情


↓買えない値段ではないな。
本朝食鑑 1 (1)
本朝食鑑 1 (1)


・参考:史料リスト・江戸時代−辞書−(現在刊行されている書名も併記されていて非常に有用)
・参考:調べものに役立つ資料案内(「団子」を例にとって各資料を解説)
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2006年10月13日

heartbreaking.周辺

人間外部(非知的)生命体 - hashigotanに関連して何か書こうかな。

 ここ数日heartbreaking.まわりが騒がしいのですが、僕としてはなんでこんなに話題になるのかがよく分からない。このブログを書いているhashigotanという人は昔からそういう人であって、誰かに過剰に近づいたと思ったら急に罵倒を始めて関係を断絶する、ということを繰り返してきた(僕には少なくともそう見える)
 僕に言わせればhashigotanというのは「そういう人」であって、今回の件も特別ではない。
 もちろん、そういう人だから何をしたって許されるわけではなくて、僕も今回の件については「そんなことわざわざ書かなくても良いだろう」と思うし「その大きな文字は趣味悪いだろう」とも思う。

 でも、hashigotanに対して「心配だ」とか「何かあったの?」とかいう言葉をかけている人を見ると、僕は違和感を覚える。ウェットすぎる。以前から「そういう人」なのだから。
 そんなのは余計なお世話という物であって、放っておけばいいと思う。

過去記事とは古雑誌のような物

ブログの場合、長続きがベストというわけでもないかもしれません。
 ブログにとって「今続いている」というのは、良いか悪いかではなくて「前提」だと思います。今続いていないブログ、というのは、まず読まれない物だと思って良い。今続いているブログでも、過去記事というのはほとんど読まれない。そういうものです。
 ブログというのはそういうメディアだと思います。
 雑誌と同じですよ。どんなに評判の良い雑誌でも、今、現時点で発行されてなければ読まれない。古本屋で探してまで読むような人間はほんの一握り。
 当然、読まれる機会が多い物こそ良質である、とは限らないわけですが。
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2006年10月12日

新書を読むということ

 先日、「創価学会」という本を読んだのだけど。
 ふと思った。新書に書いてあるような情報というのは、web上に転がっているような物なのではないか。新書で取り扱うようなテーマというのは「需要のある題材・旬の題材」であって、その内容はといえば「概論」みたいなものだ。つまり踏み込みを浅くして、誰でも読めて理解できるような物。
 こういう「今、需要がある情報を広く浅く提供する」というのはwebそのものだとか思った。特にblog以降はそんな感じ。
 そんなこんなで、新書っていうのは買って読むような物ではないな、ということ。
 そしてやはり思う。webに転がっている情報というのはやっぱり甘い。引用の引用、聞き伝え、曖昧な記憶の混在。結局その原典は何なのか分からない情報ばかり。「今川焼」の歴史を調べていて、そんなことを思った。なんらかの記録による情報なんだろうけど、その記録が何なのかわからない。
 おなじみ守貞漫稿かなあ、と思うんだけど。

近世風俗志(守貞謾稿)〈5〉
近世風俗志(守貞謾稿)〈5〉
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2006年10月11日

忘却許可。

 忘却防止。というブログがあるわけで、これつまり、忘れないように記録するよ、ということなんだろうけれど実際は逆だ。つまり、記録するということの意味、記録する理由は忘れるためである。記録がトリガーになって「その事は、もう記録したから、あなたの頭の中からは消えても良いですよ」ということになる。だから、ブログ名としては「忘却許可。」の方がふさわしい。
 という屁理屈を思いつく。

 しかしこれはあながちいい加減な意見でもないわけで、つまり、記録媒体と検索技術の進化というのは「忘却の促進」につながっていると思うのです。IT化が進んだ今、人間が接する情報のほとんどは、その後も「手を伸ばせば届く範囲」にとどまる。だから、人間自身が記憶しておく必要はない。記録してあるという安心感から、記憶しようという意志も生まれなくなる。
 人間というのは、脳味噌の引き出しに知識を溜めておいて、それを組み合わせることによって何かを生み出すような存在なのだと思う。でも、もう溜めておく必要はない。手を伸ばせば情報はそこにあるのだから。
 でも、脳味噌にたまった情報と、脳外にある情報ではそれは全く違う。脳味噌にある情報同志は、ある偶然からつながったりする。それが人間の持つなんというか、創造力とも違う、つまり生き物故の揺らぎというかバグというか、そういう面白さなのではないかと思う。
 でも、脳外の情報というのは必然性からしかつながらない。原則的には「あれとこれをつなげよう」という明確な意志がなければつながらない物だ。
 そこから、偶然の発見を生み出そうというのはとても難しいことなのではないか。

百鬼園先生言行録―内田百間集成
百鬼園先生言行録―内田百間集成〈7〉   ちくま文庫

 この本に収められている「忘却」は、忘れることに関する興味深い考察。

・参考:Google、はてなの後、人間の脳に求められるものとは?
 ここに書いた「情報の創出」というのは、やっぱり「脳内に溜まった情報」がなければ難しいように思うのだ。

2006年10月10日

危険なのはシステムじゃなくてユーザ

 mixiが危険とか言ってる人がいるみたいだけど、別にそれはシステムに脆弱性があるっていう話ではなかったりする。
 実にくだらない話だと思うわけでありまして、危険なのはmixiというシステムではない。「mixiは安全だもんね!」と根拠もなく信じ切って、その中で危機管理意識ゼロの言動を繰り広げるユーザだ。
 本当に不思議なんだけど、なんで日記を「全体に公開」にして、あんなに危険な情報を陳列できるのだろうか。mixiの中にいる人はみんな善人だと思っているのだろうか?
 ものすごく乱暴に言ってしまうと「便利なサービスは危険だ」と思っておいた方が良い。ユーザ数が多く、それゆえ多くの情報が集まり、かつ検索性に優れた場所というのは危険な場所だ、という認識はもっと広まるべきだと思う。

・参考:J-CAST ニュース : 個人ブログで「悪口」 それはもう危険なのだ
・参考:他人の不幸は蜜の味: ブロガーのための危機管理:基本中の基本
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思いつき資本論

 ナレッジマネジメントがなぜ失敗するのかを知るためには「資本論」を読まなければいけないのではないか?と急に思いついた。根拠はあまり無いのだけれど、なんか急に思いついたので、資本論を買おうと思う。

世界の名著 (54)←「資本論」1〜2巻所収
世界の名著 (55)←3巻所収

リサイコード

recycled A
recycled A

 急に、このアルバムの「シャングリラ」の一節が頭をよぎった。
 「かっこいいジャンパー」や「パラシュート」なんかはオリジナルより良くて、結局電気はハイファイ過ぎて90年代後半には無理があったのかなあ、なんて事を思う。
 「オレンジ」が電気の悪ふざけと屈折の一つの極みであって、「A」にはちょっと迷いがある。でもそのわりには音がクリアで、曲に「暗さ」が足りない。
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2006年10月06日

ソウルこれっきりですか&ソウルこれっきりですよ

コンキリエ、コンキリエ、もう、コンキリエ〜ですか〜♪
 という駄洒落を思いついたが、例によってこんな駄洒落を披露する場所はない。
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拡張

 一年以上前に「webのフラットさが生む『教えて君』」という記事を書いて、僕はこの記事は良く書けた、というか大事なことが書いてあるなあと思っているのです。
 それはともかく、やっぱり人間、「自分には分からないような難しい情報に接する」ってことは重要だな、と改めて思いました。やっぱり読みやすい本ばっかり読んでちゃダメで、自分にはちょっと難しすぎる、読むのに時間がかかる、でも全く理解できないわけじゃないなあ、というような、キャパシティーギリギリとか、そのちょっと上とか、そういう情報に果敢にチャレンジしないといけないなあ、とかいうこと。
 そうしないと、自分のキャパシティーってのが広がらないわけですよ。許容量を少し超えた物を入れて慣らしてゆく、そしてまたもう少し大きな物を入れる、そういう繰り返しによって、キャパシティーは拡張されるわけですよ。

(尾籠な例えを出そうかと思ったけど、やめておきます。)
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「見える化」推進を阻む3つの人種

 業務の「見える化」という言葉があって、なんで「可視化」じゃなくて「見える化」なんだろうとか疑問なんだけど、要は会社にある情報やノウハウやフローを、誰にでも見えるようにしましょう、それによって問題点を見えるようにしましょう、とかそう言う意味だと理解しています。
 で、考え方には共感するのですが、会社という所には、三種類の考え方をする人間がいます。「普通の人」と「見える化を阻もうとする人」、それに「見える化を進めようとする人」です。

・普通の人
 まず単純に「めんどくさい」という人。これは想像力のない人ですね、自分が持っている問題点をオープンにすることで、それが解決されるかも知れない、という想像力がない。
 しかし、この勢力というのが最も多いのですね。そう思うのが「普通の人」だと思ってよろしい。人間というのは新しい行動パターンを受け入れたくないものですから。
 これはもう成功事例を積み上げてゆくしかないと思いますな。メリットを提示し続ける。(このメリットには金銭的な物も含まれます、というか直接的間接的問わず金銭的なメリットも含まなければいけないと思います)

・見える化を阻もうとする人
 これ悪質なんですけど、今自分がやってる仕事を改善されたら、自分の仕事が無くなってしまう!だから改善されたら困る!という人、これもいます。工場なんかの現場であれば少し話は違ってきますが、総合職でこういうマインドを持っている人間は会社に要らないと思うのですが、もちろん居ることは居ます。

・見える化を進めようとする人
 実はこれが一番やっかいです。もうとにかく見える化!っていう人。どんどん資料を作ってどんどんオープンにする。ここにこの情報を公開しました!見てください!ってしょっちゅう連絡が来る。ファイルやデータベースをどんどん作る。
 で、どこにどの情報があるのか、分からなくなるのです。結果、普通の社員はそんな膨大な情報の中から自分に必要な情報を探したりはしない。かくして「見える化」は幻に終わる。

 こんな感じ。僕は一番最後の人種に該当します(笑)
 なので、一応日頃から「よく考えて情報を作る」ようには心がけているつもりです。何か新しいことに取り組む時に「はりきりすぎると失敗する」ということは何度も経験してきたので。表面上はりきるんではなくて、もっと裏の方を考えなければいけないな、と。PRではなくてユーザーインターフェイスの方にこだわるべきだ、とか。まあ、バランスですが。

メモ:機材のメモ

ちょっと思いついたので、家にある機材のメモ。
今はほとんど使ってません。
続きを読む
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2006年10月05日

勝利宣言

人は何故、他人のブログのコメント欄で勝利宣言を書かずにいられないのか。
Posted by しんざき at 2006年10月05日 19:18
 やはり、しんざきさんは鋭いというか着眼点が良い感じだなあ。
 そしてこれは、こうも言い換えられる。
・ブロガーは何故、自分のブログのコメント欄で勝利宣言を書かずにいられないのか。
 まず、勝利への執着というのがあるんでしょうね。議論は勝ち負けのためにあるんだという認識。
 あとは、勝ち負け、というか「双方の意見のうちどちらに同意するか」っていうのは飽くまでも「読んでいる第三者が決める物」だという視点がない。勝ち負けとか正誤というのはある時点で固定される物だ、という考え方なんでしょう。
 そういうのって、まあ、なんというか短気で横着な生き方ですね。

わかりやすさとかっこよさ

創価学会鈴木敏文 考える原則
 二冊の新書を買ったんだけど、こういう新書系というかビジネス系というか、こういう系列の本というのはどういうわけかジャケットが非常にださい。届いてすぐにカバーは外して捨てたのだけれど、カバーをはずしてもなんというか、ださい。よろしくない。
 セールスポイントがあまりに分かりやすいと、ださく見えるんだろうなあ。かっこいい、という事と、わかりにくい、ということは多分ものすごく密接に関わっている。わかりにくい、だからこれはかっこいいに違いない、というような幻想。それは多分、幻想なのだろうけど、そういう感覚はある。

10/5あの日あの時

■2004/10/05のわたくし
二十歳を過ぎた落語入門
 僕が初めて落語に触れたのは確か小学校三年生の頃で、どういうわけか親が買ってくれた柳亭燕路「子ども落語」という本。これが初めてでした。「雑俳」みたいなのが好きでした。中学校くらいになると、親が持っている落語のカセットを借りて、それを聴きながら寝るという毎日。落語を聴きながら寝るという生活習慣は今もそのままです。
 で、大人になって思うのはそういう蓄積の貴重さ。落語によって得た知識というのはかなり膨大なわけです。古い用語や、東西の方言、江戸期の風俗、芝居に関すること等々。こういう事を小学生からずーっと積み上げてゆけたというのは幸運だと思っています。
 では逆に、大人になってから落語を聴き始めるというのはどうなんだろう?と思ったのですね。かなりきついだろうと。例えば、有名だからと言っていきなり志ん生師匠に行っちゃうと、これはもう無理なんじゃないかと。じゃあ、何から聴き始めたら、それなりに楽しめて、さらにディープな落語につなげてゆけるのかなあ、という、そういう視点で書いた記事です。
 志の輔というのは良いと思います。あと志ん朝師匠。この二人から入るのが順当ではないかと。

■2005/10/05のわたくし
企業ブログの限界(続編)
 最後に「どういうブログを運営したら成功するのか?という事について、僕はある考えを持っているのですが」と書いてるんですが、この詳細について、僕は既に忘れています。この時書いておけば良かったな、と悔やまれます。多分、僕はこの当時一番ブログについて考えていたと思うのです。この年の春〜夏頃が、僕がブログについて一生懸命考えていたピークで、それが蓄積されて考えが固まったのがこの秋、という感じ。それ以降は大した事を書いていません。

□2005/10/05のブックマーク
鳩山由紀夫ホームページ
 コメント「[お笑い]鳩山先生のフラッシュ動画アーカイブ。」
 まだ残ってるのがすごい。

東京中日スポーツ:岡村靖幸被告に懲役2年求刑(リンク切れ)
 コメント「[音楽][ドラッグ]Princeの『Pop Life』カバーしてくれ。 」
 そうだなあ。でも多分岡村靖幸って真面目なんだよね、過剰に。だから実社会と自分を断絶できない。それで傷ついてしまうのではないかと思う。

2006年10月04日

セクシャル・ヒーリング

heeeling.gif 以前、僕が選曲した「リラックスできる曲」のリスト。あまりにちぐはぐでまとまりのない曲たち。このようにアルファベット順に並んでいると余計にそう思う。
 モンゴル民族音楽→アンビエント→アート・オブ・ノイズ→フリーソウル、なんていう目茶苦茶なつながりに、自分でも食傷気味。
 でも、一つ一つ聴くと、これはまさしく僕にとってのヒーリング・ミュージックだなあ、と思う。
 変わった所では映画「バーバレラ」のオープニングとかね。あれはもうセクシャル・ヒーリングですな。映像も含めて、究極の「エッチなリラグゼーション・ミュージック」だと思う。
 あ、マーヴィンが入ってないですね。マーヴィンの「Mercy Mercy Me」も必須だろうなあ。
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2006年10月03日

記事の鮮度について(未検証)

 web上の話題って2日で古くなるよねえ、というような鮮度ではなく。
 ブロガーの「頭の中鮮度」の話。
 今、僕の中では書きたいブログ論が二つあって、特にそのうち一つについてはかなり書きたいテーマなのです。で、これ書きたいと思ったのが9月28日、5日前ですね。でも書く暇と気力が無くて、いまだに一文字も書いてないんですが、でも書きたいとは思ってるのです。
 で、あー、書きたいなーと思いながらふと思ったのが、全く根拠はないけど実感としてあること。

 つまり、「あっためたネタほど、あんまり注目されずに終わる」ということ。今までの僕の感覚で、思いつきでババッと書いた記事の方が注目され、好評だと思う。何日かに渡って考えたり書きためた物というのはスルーされる可能性が高い。これは何なんだろうか?

 考えられるのは、「テーマに対する思い」が、思いつきで書いた時の方が強い、というのはあるかも知れない。その時の思いがストレートに出るとか。じっくり考えて書く物は理性的になってしまって、「記事が走る」感じがしない。逃げ道なんかも用意しちゃって。そういうのよりも、多少矛盾があっても走る感じの方が、心地よいのかも知れない。
 あるいは「文体が荒い」というのもあるかも知れない。時間をかけて書いた物よりも、適当に書いたものの方が口語に近くて読みやすい、というような。

 あと、大事なことがあった。僕のブログ記事の95%以上は「一時間以内で書いた物」です。ほとんどは30分以内。じっくり考えた書いた記事ってほんの少ししかない。「考えずに書いてる記事が絶対的に多い」ということ。これが最も大きな要素か。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、ということですね。

 なんとなく、そんなことを思いました。
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