・この記事について:
ファミリーマートで売られている「半熟ゆで卵」は半熟ではないので、十分に注意してください。■言い訳
8月は仕事が忙しかったので「今回の対応の概要については9月に書きます」と言ったものの、9月に入ると予想外の忙しさで、もうにっちもさっちもいかない。しかし9月に書くと言ってしまったので、簡単ではありますが先ほどの炎上騒ぎに関する私の一連の対応について。
■伊藤忠飼料、飯塚様からのコメントについて
まず、なぜ謝罪なり記事削除を行わなかったのかということですが、一言で言うと「その必要がないと判断したから」です。これは何人かの方が自分のブログ等に書いていましたが「私と伊藤忠飼料様との間での話」は、8/17、14:22時点での私のコメントで全て終わっていると考えています。
私が見当違いな物であれ、商品に対するクレームを書き、それを伊藤忠飼料様が見て「貴重なご意見有難うございました。」というコメントをし、それに対して私が「大変真摯にご検討頂き、大変感謝します。」という返事を書いた。これで終わりです。
その返事の内容に不満のある方もいるようですが、申し訳ないがそんなことは知ったこっちゃ無くて、当事者間での話はこれで終了です。
■記事修正について
この時点で、あるいはその後で伊藤忠飼料様の側からコメントなりメールなりで「記事の題名および内容に、誤解を招くような表現がありますので、訂正をお願いします」という申し入れがあれば別ですが、そのようなこともなかったので、この記事が公開されていることについて、伊藤忠飼料様は問題なしと判断している、というのが僕の考えです。
もう一つ、「記事を読んだ人に誤解を与える可能性」というのも指摘されるかと思います。まず「タイトルだけ読んで誤解する」という可能性ですが「ファミリーマートで売られている『半熟ゆで卵』は半熟ではないので、十分に注意してください。」このタイトルを見てですね「そうか、半熟じゃないんだったら買わないようにしよう!」と思う人はいないだろうと。半熟じゃないんだったら何なんだ?と思って記事を読むことはあっても、タイトルだけでどうこうと言うことはないだろうと、僕の感覚では思っています。
記事の内容については、「白身は堅い。完全に固まっている。黄身の中心が、若干柔らかめである。」と書いていますので、読んで頂ければそれが「一般的に言われる半熟玉子」だと分かると思います。
さらに、多くの人はその下についた膨大なコメントに気付くと思いますので「なんだ、結局これは32歳半熟男が恥をさらしただけか」と思って終わりでしょう。いずれにせよ、ファミリミーマート様および伊藤忠飼料様に実質的な損害は及ばないだろうと考えた結果の記事放置です。
■謝罪について
その後、謝罪を要求するようなコメントが殺到したわけですが、その大部分が「伊藤忠飼料に謝れ」という内容だと理解しています。しかし、二者間では話は終わっているわけで、さらに謝れというのは筋違いもいい所だと思います。
ですので、僕にとっては「伊藤忠飼料に謝罪しろ」と迫る人は全てお話にならない。相手にする必要なし、と考えています。
あと考えられるのは「世間を騒がせたことに対する謝罪」ですが、それはもっと馬鹿馬鹿しい。「半熟玉子に関して世間をお騒がせして申し訳ありません」なんていうのは冗談にしかならない。
■コメント放置について
当該記事に付いたコメントに対してレスポンスを行わなかった理由ですが、まず物理的に不可能だと思ったこと、コメントを残した多くの人が荒らしと思われ、そういう「二度と来ないであろう人間」にレスポンスを付けたくない、ということ、ああいう状態の中でどのようなコメントを返そうが、悪いように解釈されたり、揚げ足を取られるだけだということ、主にはそんなところです。
釈明・補足なり謝罪なりがマイナスの方向にしか働かないというのは
「乙武洋匡公式サイト: 深くお詫びします」でもよく現れていると思います。
■「あんたジャージでどこ行くの」の記事について
炎上中もその後も、炎上について、特に荒らし(ネットイナゴ)についてこのブログに書いてきましたが、これは個人的な感想と記録、それに今後荒らしを経験するかも知れないブロガーのためのケースワークとして書いた物がほとんどです。
それについて「裏でこそこそ悪口を書いている」と非難する人もいるようですが、匿名で中傷コメントを残すような人にそんなことを言われる筋合いはないし、このブログは
「他人の不幸は蜜の味」からわかりやすい形でリンクされてる、と思っています。また、実際2ちゃんねるにもかなり早い段階で晒されましたので、当人としては陰口のつもりはないです。見られることを前提に書いています。
■「大人な対応」としての謝罪
しかし、大人な対応として、記事を訂正して謝罪しても良いんじゃないか、という意見もあると思います。
それをしなかった理由については
「安易な謝罪は保身に過ぎない。」を読んで頂ければと思います。これは意地のような物で、それをみっともないと思われるのは仕方ないですが、大仰に言えば信念のような物なので、今のところ曲げるつもりはありません。
そんな所でしょうか。恐らくこの記事にも、色々コメントが寄せられるでしょうが、上に書いたことと重複するような質問には答えません。また、中傷目的のコメントには返事を書く必要はないと思っていますので、今まで通り無視することになると思います。
ただし、補足の必要有りと思った場合は適宜お答えします。
■おまけ:全てのブロガーへ。
ブログというのは全て、「炎上の可能性」を持っている、そのように思います。私は、炎上というのは「数の暴力」であると思っています。多くのブロガーは、その初期状態であるコメントの殺到に驚き、「鎮火」をするために行動します。しかし、その全ての「行動」は炎上を拡大させる可能性も持っています。上記、乙武氏の事例を見ても「謝罪」ですら燃料にしかならない、というのが最近の炎上の特徴ではないでしょうか。炎上を起こすネットイナゴのレベルが下がっているのも大きな要因だと思います。
ですから、もしも自分のブログが炎上した場合は「謝罪こそが最良の対策」というような馬鹿げたデマゴギーに惑わされることなく、本当に何をするべきなのかを考えて欲しいと思います。
心配しなくても、炎上というのは静観していれば1週間程度で終わるものです。それからゆっくり対策を考えるのも良いかもしれません。
・参考:
ブログ荒らし」の行動パターン