2006年08月18日

二匹目の泥鰌を狙うなら

「ファミリーマートで売られている『温泉卵』は温泉で作ってるわけではないので、十分に注意してください。」

というタイトルを思いついた。いや、思いついただけ。

「創作」へのコンプレックス

 僕には昔からコンプレックスがあって、それは「創作」ができないということだ。絵は描けるけど、文章の創作、小説を書くということができない。
 中学生の頃の友達に、小説を書くのが好きな男がいて、彼の作品はほとんど筒井康隆の模倣だったのだけど、ものすごい量の小説を書いていた。僕もそれに憧れて文芸クラブみたいなのに入ったのだけど、結局小説は書けなかった。
 小説を通して伝えたい物がない、だから書けないのだろうと思う。プロの小説家は別として、趣味で小説を書いている人たちは、何を伝えたくて、そしてどのようにして書いているのだろうか、と思う。

 しかし、小説をブログに置き換えて考えると、どうも馬鹿馬鹿しい。どうしてブログを書くのか?と言われると答えに窮する。基本的に「なんとなく」である。「ブログを書くのが日常だから」であって、そこに特別な理由など無い。
 いや、初めはあったのだろうけど、今やそういう物、明確な動機という物はない。小説を書く人も、それが日常になっているから書いているのだろうな、と思う事にする。

書かなくても分かるでしょうが

なに?お前ら。

さっぱり2chの奴らはキモイですね
Posted by LSTY at 2006年08月18日 03:23
 これは私ではありません。同一IPで6回書き込んできた人です。煽るならIPくらい変えればいいのに。

面白いくらいに腹が立たない

 2chから来た人の中傷コメントって、面白いほど腹が立たない物だなあ、と感心しました。いままでいろいろ、悪口コメントを書かれた事があって、それはそれなりに腹が立ったのだけれど、今回は全然だなあ。結局それは「テンプレート化された中傷」だからなのだと思う。
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2006年08月17日

しおらしい男

fk_2000 めずらしくしおらしい
 余計なお世話だ(笑)というか、僕は意外と腰低いですよ、そう見えないだけで。
 実生活でも「偉そう」だとか「慇懃無礼」とかよく言われますけど、基本的にそんな高飛車ではない(と思っているのは自分だけ、という話もあるが)

blogと企業

ファミリーマートで売られている「半熟ゆで卵」は半熟ではないので、十分に注意してください。 - コメント欄
 この記事へのブックマーク数がすごい(→ブックマークページ)
 僕の記事に対するブックマークじゃないので複雑な気持ちだけれど、このブックマーク数の伸びというのは、この事象がいかに「事件」なのかを物語っている。

 ネット上の公開された場所で、企業がクレームに対して取る行動は「黙殺」と相場が決まっている。公開され、また記録が残る場でのクレーム対応に多くの企業は及び腰だ。結局それっていうのは「ネット上でクレームを付けるようなユーザーはすべて悪人である」という前提に立っているからなんだろうと思う。それが悪いという事ではなくて、そういう危機管理の「型」にのっとっている、ということだ。

 でも今回、こういう対応の仕方があるんだなあ、と感心した。ブックマークコメントに「感動した。」というのがあったけど、ユーザーを感動させられる企業は強いと思う。
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8/17あの日あの時

■2004/8/17のわたくし
京都で見付けた超芸術的看板
 芸術と非芸術の差は何か。それは意識なのだろうと思う。意識の有無・強弱・方向。
 この日は随分いくつもの記事を投稿している。しかし、この頃の記事は、何か自己啓発っぽいというか、ビジネス書臭がするというか、何か胡散臭くて、自分でも好きになれない。この記事も、内容的には面白いんだけど、持っている知識と情報を羅列しただけで、何の味わいもない、スカのような文章だと思う。

■2005/8/17のわたくし
ジャケットで買わないアルバム
 大瀧詠一なんかも、聴きたいと思いながらジャケットが障害になって買えない。

よくある光景

paCHINKO.jpg
 分かってても、内心ニヤリとしてしまうなあ。

リカルデントとポスカム噛み比べ

 先日来、きっかけは忘れたが歯に良いガムを噛もうと思ってリカルデントとポスカムを噛んでいる。
 父親はリカルデントの板ガムを噛んでいる。そういえば、昔はみんな板ガムだった。あとはマルカワの丸いガム。今は多分、粒ガムが主流になっているんだろうけど、湿気に強いとかいうメリットがあるのだろうか。
 粒ガムは、一回に二粒噛めという事になっていて、じゃあ二粒分を一粒にすれば良いじゃないかと思うのだけれど、子供に半量与えるのには便利なのだろう。

 で、リカルデントとポスカムなんですが、噛んでみると違いがあきらか。ポスカムはすぐに味が無くなってしまいます。10分くらいで味が抜けてしまうので、20分噛み続けるのが苦痛(※)。対してリカルデントは、20〜30分噛み続けても味が残っている。まだ味が残っているうちに捨てるのには罪悪感を持ってしまうのだけど、あまり噛み続けるのもどうかと思うので捨てる。

 ただし、リカルデントの「さわやかミント」は、ハミガキの味がしてまずいと思います。

※:20分以上噛まないと効果がないらしい。
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2006年08月12日

映画「ラフ」に競泳水着フェチが望む事

映画『ラフ』Trailer−特報・予告編−
 この予告編を見る限りではひどい「ごまかし映画」っぽく見えるなあ。
 私がこの映画を見るとすれば、その目的は「長澤まさみの競泳水着」しか無いわけです。映画としての面白さなんて1ミリも期待してないし。
 でも、この映像を見る限りでは、長澤まさみの水着シーンはバストショットのみ、あとは吹き替えという感じですね。というかさあ、この漫画読んだ事ないけど、水泳の映画なんだよね。だったら普通に水着になれる女優を使えよ、と思う。井上晴美とか(いつの話だ)
 さらに、どうもアリーナがスポンサーになってるらしいのだけど、アリーナだったらnuxの競泳水着をメインで使ってくださいよ、と思う。まあアリーナといえば競泳水着フェチの間では伝説になっているX-FLATという素材の水着があるんだけど、これは現行品ではないから仕方ないとして、もっと競泳水着の質感にこだわって欲しいと。
 なんか本当に映画の内容と関係ない話になるけど、でも実際、見に行く男の相当数は「長澤まさみの水着目当て」だと思うぞ。

動植物名のカタカナ表記とか

2006/8/10|readymade by いとうせいこう
 「ゴマダラカミキリ」という言葉が出てきて、そう言えば「オオゴマダラ」という蝶もいるけど「ゴマダラ」って何なんだろうと思った。

 動植物名を表記する時にカタカナを使いましょう、というルールは「名前の意味」の理解を妨げている。僕の持論としてはひらがなではなくてカタカナで表記するというのが特に良くない。カタカナにする事で「日本語ではない=日本語としての意味がない」言葉のように見えてしまうから。だから僕は多くの場合、漢字表記かひらがな表記を使う。
 ただ困ったのは「タロイモ」で「たろ芋」で良いのかなあ、と少し迷った。調べたら「タロ」は外国の言葉なので「タロ芋」なのだった。
 そんな事を思っているのは少数派なのだろうか。

 さて、広辞苑で調べてみると「ごまだら」の漢字表記は「胡麻斑」でした。では「だら・たら」だけで「まだら」の意味を持つのかと言えばそうでもないようですので、おそらくは「ごままだら」がつづまって「ごまだら」になったということでしょう。

聞き流すためのJ-POP考

 最近、よくプールに行ってるんですが、行くと必ずJ-POPがかかっています。基本的に従業員の好みなんでしょうが、誰か流行歌手のCDアルバムがかかっている。僕は元々そういう音楽が好きじゃないわけですが、プールにいる以上、そういう嫌いな音楽とお付き合いしなければいけない。で、そういう音楽をいくつか聴いてみて、結構意外な事が分かったのでメモしておきます。
 今までかかっていた音楽はこんな感じ。
・宇多田ヒカル
・安室奈美恵
・スピッツ
・B'z
・アンジェラアキ

 一番良かったのは宇多田ヒカルで、これは別に嫌いではなかった。

 意外と不快でなかったのがB'zで、非常に良く聞き流せた。ああいうワンパターンなメロディーと単調なディストーションサウンドというのは、実はすごく聞き流しやすいのだと気付く。これは結構意外な発見だった。そう言えば「ノイジー」という表現があるけれど、字の通り雑音として処理しやすい音なのだろう。

 対して最も不快だったのがスピッツであって、もうこれは完全に好みなのだろうけど、こっちは夏空の下泳いでいるのに、あのナヨナヨサウンドを流されると非常にイライラする。じんましんが出るのではないかと言うくらい。普段、音楽番組に出ている時には不快に思わないのだけど、連続して何曲も聞いているとどんどんイライラが募る歌であった。

 で、今日はアンジェラアキが流れていたのだが、これもダメだった。抑揚のない、それでいて良くコマーシャルで耳にするようなメロディー。スローテンポで聞き流しやすそうなのだけれど、それができない。何故かというと、多分あの歌い方に問題がある。形容すると「アメリカ人の小学校教師」というか、妙に「語りかける」イメージの強い歌い方で、なんというか押しつけがましい。

 そんな感じで、「良い音楽」という観点ではなく「不快な音楽」や「不快にさせない音楽」という観点で音楽を聞くといろいろ発見がありました。
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2006年08月11日

これはすごい!エクセルの技ページ

 ちょっと久々に興奮した。
 というか、恥ずかしながら僕はCELL関数を知らなかった。
=MID(CELL("filename",$A$1),FIND("]",CELL("filename",$A$1))+1,31)
 すごいすごい。これとINDIRECTとVLOOKUPを組み合わせれば「違うファイルの同一名シートからデータを引っ張ってくる」なんていうことが出来る。これはすごいぞ。上手く使えば業務時間がガンガン短縮できるかも。
 でも、そんなことしたら式がダダ長くなって、ファイルがめちゃくちゃ重くなるか…それが問題だな。

エレクトリックせんせい

せんせい おえかきせんせい SH-01
せんせい おえかきせんせい SH-01


 超ロングセラー、タカラの「せんせい」。
 これのPCタブレットがあったら欲しいなあ。細かい絵は描けないけど、気軽に絵が描けて、消せるタブレット。
 PC画面上だけではなくて、タブレット上にも線が表示されるというのがポイント。液晶タブレットというのもあるようだけどかなり高い。そんなに解像度はなくても良い、粗くてもいいから廉いやつ。感覚としては家庭用FAXと同等の解像度。おすすめの店とかの地図をばばっと書けるようなイメージ。

↓こっちはハルカリ。
エレクトリック先生
エレクトリック先生

2006年08月10日

ブックマークタグに数字

oguoguのブックマーク
 なるほど。
1(0):国際
2:報道
3:ネット
4:人生
5:政治
6:社会
7:学問
8:文化
9:小ネタ
 という感じで分けて、さらにそこから細分化している。僕はめんどくさがりなので絶対やらないけど、こういうのは後々有用になると思う。ここにWeb街道を逝くみたいな時系列の情報まで加わったら、すごいだろうなあ。
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桂離宮が大ブーム!

 秋になったら嫁と桂離宮にでも行こうかと思った。
 桂離宮の見学というのは予約が必要なのです。
 で、今日、宮内庁のページから予約しようとしたら、11月末まで予約でいっぱい!
 桂離宮、今ちまたで大ブームって事だね!9月1日の午前5時から12月分の予約受付が始まるらしい。12月かあ。
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2006年08月09日

YouTubeを「引用方面」に持んじゃなくて

 どうも、YouTubeによる映像の複製を「引用」とごまかして、なんとか合法化しようとするむきがあるらしいのだけれど、僕は個人的に非常にあほくさいというか、脱法行為だとしか思えないのでした。
 YouTubeを合法化するために必要な事はただ一つ「著作権管理者がそれを合法と認めること」なんじゃないかというのが僕の感覚です。法律の事はよく分からないのだけれど、イメージとしてね「使う方も使われる方も、それが合法だと思って運営している状態」が健全でしょう、と。
 で、そのためには著作権管理者が、YouTubeにアップされている著作物を監視し、場合によってはそれに課金する「仕組み」を作る事、それだけだと考えているのですよ。
 例えばさ、タレントの画像とか、アニメのスクリーンキャプチャとか、例えば1枚数十円でブログに載せていいよ、と言われたら僕は載せたい場合、ありますよ。お金払ってでも。でも、今はそういう課金の仕組みがないから出来ないわけでしょう。
 そういうことなんだろうと。結局、著作権管理者が新しいメディアに対応する仕組みを作ってない、そういうコストを惜しんでるからどんどん歪みが出てきて、結局違法行為を生む、違法行為をする人はもちろん悪いけど、彼らの大部分は「著作権料を払いたくないから違法行為をしている」わけではないのだと思うのです。単純に「著作権料を払う仕組みがないから違法行為をしている」ということでしょう。(そうでもないか?)
 変に小手先で違法合法をドガチャガするんではなくて、もっと気持ちよく、がらっと仕組みが変わらないかなあ、と思うのです。
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8/9あの日あの時

■2004/8/9のわたくし
経験はイノベーションを阻害する?
 「改善」は、既知の前提を積み重ねる事によって成し遂げられる。対して「改革」は、前提を崩す事によって成し遂げられる。後者の方がはるかに大きなストレスを伴う。

■2005/8.9のわたくし
国会の議事録を読もう
 新聞もテレビも週刊誌も「民主主義なんてクソ喰らえ」と思っているのだ。

ださ車

 マツダのRX-7が駐まってるのを見たんだけど、でっかい「羽根」がついていて、せっかくの車のデザインが台無し。
 さらにステッカーが貼ってあって、そこに「intel inside」を真似たデザインで「rotary inside」って書いてあった。死ぬほどださい。
 なんでわざわざ車をださく改造したがるのだろうか。

2006年08月04日

チャットモンチー

耳鳴り
耳鳴り


 良いメロディーだなあ、と思うんだけど、なんかサビの歌詞聴いた感じではドロドロで病的な世界。そこに惹かれるというのもあるんだけど。
 アルバム買っても良いかな、と思ったんだけど、Amazonのレビューが、なんかどうしようもない。いつもの事だけど、買おうと思わせるレビューがない。

 でもそれ以前に、3000円の邦楽アルバム買うのなら、1000円の洋楽旧作を3枚買った方が良いな。そらそうだ。

人間のクイズ

Q1.つげ義春「ねじ式」より「ほらポッキン金太郎、○○○○ポッキン金太郎」
Q2.丸尾末広が引用したコクトーの言葉「○は他の○を愛さない」
Q3.シティーボーイズのコント「○○○祭りvs岩祭り」
Q4.竹中直人「恋のバカンス」より「○○梶原のダンス教室」
Q5.イッセー尾形のコント「幸せ家族」で、お父さんは○○○○で口の中を切る。
Q6.丸尾末広&花輪和一の「英名二十八衆句」、元ネタは○○○○の浮世絵。
Q7.宮武外骨「滑稽新聞」のキャッチコピーは「○○と○○」
Q8.マルクス兄弟の代表作と言えば「我輩は○○である」
Q9.冒冒グラフより板尾創路のネタ「○○○を替えたら子供が出来た〜♪」
Q10.みうらじゅんによる映画「北京原人」の略称は「○○○○」

 これ調べずに全部答えられる人がいたら友達になりたいですね。

2006年08月02日

妄想する

BLOG STATION:駅が選ぶ「ちょいモテコンピ '80s」
 こういうのがさ、公開できたらいいよね、と思う。
 みんなが好きなコンピを作ってweb上に公開する。それが全曲聴ける。ビットレートが低くても、全部聴けなくても良い。最初の1分だけとか。
 で、気に入ったらそのCDが買えて、その時にはコンピ作成者にアフィリエイト収入が入る。
 そういうの楽しいなあ。もう出てるアイデアだろうけど。
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夏休みおとなスペシャル

 この事はいつか書こうと思っていたんだけど、今までなんとなく機会を逸していました。で、まあ夏だし、開放的になってみて、公開というか種明かしのような事をします。

 それは、以下の記事を書いた理由についてです。
2006国際ブログ大賞を受賞しました。

 この記事は、普通のネタとして受け止められ、それなりに受けたのですけど、実はこの展開というのは、元記事である「国際ブログ協会設立および会長就任のお知らせ」を書いた時点で決まっていたのです。この会長就任は、自分で自分に賞をあげるための準備だったのですよ。

 で、その大元はというとこの記事になります。
Seesaaブログセレクションに勝手に選ばれた。

 この記事自体もそうなんだけど、結局この一連の記事というのは「誰にも権威づけされないことに不満を持っている自分」のパロディーなのですよ。
 様々なブログコンクール、一般的に認知されたメディアに取り上げられた事ってないわけですよ、いまだに。そういうのを「寂しい」と思う自分がいる。また一方ではそういうコンクールなんかを「くだらない」と思う自分もいる。
 そういうのって馬鹿馬鹿しいというか滑稽だなあとよく思っていて、じゃあドクター中松みたいに自分に自分で賞をあげればいいや、と思ったんですね。だからこの一連の記事というのは確かに「自分に自分で賞をあげる」というネタなんだけど、それ以前に「権威への愛憎を持つ自分のあさましさを笑う」という事でもあったのです。

 いや、それだけなんだけど。

NHK趣味悠々「ブログに挑戦してみよう!」最終夜

 NHK趣味悠々「ブログに挑戦してみよう!」を飛び飛びに見ていて、さほどトンデモでもなく、普通に初心者向けに良いんじゃないですか?と思っていたわけですが。
 最終夜で波乱。
 何が腹立つって、今までろくに仕事してなかった小林綾子が、なんだか最終夜だけ妙に張り切ってしゃしゃり出て来たこと。今まで数回みたのと全然雰囲気が違う、なんだあの必死さは。
 というわけで終始イライラしながら見ていたんだけど、まあ、それはいいや。

 中高年向けのブログ入門、ということで仕方ないのかも知れないけど、最終的にブログを「ボケ防止ツール」みたいな所に落ち着けてしまったのは、ちょっとなんかひどいなあ、と思いました。「ブログを始めてから、いつもの道で色々な発見をするようになりました!」的なのって、まあそうなのかもしれないけど、なんかうんざりする。
 妻が料理を作り、夫がそれを写真にとってブログにアップするという老夫婦が紹介されていて、結局老後の夫婦生活の一助に、みたいな感じだなあ、という。多くの人にとってブログってそういう、飽くまでも個人にとどまった物なんだろうなあ、という。
 つまり、広い場でのコミュニケーションとしてのブログとか、そういうのが隠れていた。

 まあ、でも中高年向け番組だからなあ。こんなものかなあ。

8/2あの日あの時

■2004/8/2のわたくし
 この頃から、微妙にブログの文章に変化が見られる。少し読者が増えてきていい気になっている物と思われます。
中島らも死ぬ
 獄中生活をつづった本が最悪で、ちっとも面白くなくてすぐに捨てた。それ以来、リアルタイムなクリエイターとしての中島らもには興味がなくなった。でも、それまでに彼は素晴らしい作品をいくつか残していて、僕に大いに影響を与えた人だったので、その死は大きなニュースだったわけだけど、でもショックではなかった。いつ、どんな死に方をしても衝撃を受けないような人だった。あの人は、生きていようが死んでいようが中島らもとして存在している。 

■2005/8/2のわたくし
ブログ上の議論が不毛な結果に終わりがちな理由
 日本人は「支配と従属」という関係をこよなく愛する民族なのかも知れない。そこに対話や議論は必要ない。「YouTubeで起きた悲しいできごと」を読んで思ったのは「アメリカ人というのは、なんと『対話好き』なのだろうか」ということ。こういうのっていうのは、日本人にはない発想だと思う。

 でも、上記のような記事というのは今読み返しても面白くない。むしろ楽しいのはその日の日記だ。暑い夜だったなあ。裸で汗をかきながらピンホールカメラを使っていたなあ、と思い出す。そういえばこの日買った「列車に乗った男」は、まだパッケージを開けてすらいない。
過去ログ
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